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Pick up Interview 田川隼嗣

仕事とは“生きるのを楽しむこと”働く人たちはみんなカッコいい

現在放送中のドラマ「監察医 朝顔」 で、医学生の熊田役を好演している田川隼嗣さん。今年3月に地元長崎の高校を卒業し、役者の仕事に専念するために上京したばかりの注目の若手俳優だ。本格的な連続ドラマ出演は今回が初めて。オファーを受けたときの率直な感想を聞いた。
「役者になりたいと思ったのは、中学2年生のときにドラマ「リーガルハイ」で弁護士役をやっていた堺雅人さんに憧れたのがきっかけです。連続ドラマに出演するのは目標のひとつでもあったので、マネージャーさんから“月 9 が決まったよ”と聞いたときは、すっごく嬉しかったです。それと同時に、ドラマにレギュラー出演することの責任感や、期待にどう応えたらいいのかなど、色々な思いが巡りました」
 台本を読んだときから、熊田という 人物に親近感を抱いたと語る田川さん。 意外な共通点とは?
「高校時代、どちらかというと自分はいじられ役だったので、法医学教室の 研究室でみんなの後輩としてかわいがられている熊田に親近感が沸きました。 でも、普段の自分をそのまま表現すれ ば熊田になれるのかというと、ちょっと違う気がして。彼は優秀な医学生だし、役に必要な知識を蓄えつつ、視聴者の方からも愛されるキャラクターを目指しています」
 これまでは学業と両立しながら、舞台を中心に演技経験を積んできた田川さん。その中で、ひとつの作品を作り上げる楽しさや喜びを実感。芝居の面白さも知った。
「稽古を重ねるうちに役者一人ひとりがレベルアップしていき、その成果をお客さんの前で披露したときのあの感 動は忘れられません。初舞台の稽古場では羞恥心を取り払うのに時間がかかったり、表現の仕方がわからなかったりと色々悩みました。ダメ出しされてしょんぼりすることも(笑)。でも厳しいだけの人はいないし、みんな作品への愛情があってのこと。スタッフとキャストが一致団結して舞台を作るのは本当に楽しかったです」
 活躍がますます期待される田川さんに今後演じてみたい役を伺うと、あの名作ドラマの話題に。
「父親にすすめられて「あぶない刑事」を見たら、コメディとクールなシーンのバランスが絶妙でカッコよかった! ああいうクールな刑事役とか憧れますね。実は結構キザな役が好きなんです。 恋愛系は自分が演じているところを想像するとくすぐったくなるけど、今までモテた経験がないので(笑)イケメンと呼ばれるモテモテの役もやってみたい。アクションも好きなので、時代劇の殺陣にもいつか挑戦できたら嬉しいです」
 プライベートでは、普段の食事はほとんど自炊という料理男子。最近は、安い素材をいかにおいしく料理できるかにハマっている。
「実家に住んでいる頃から料理は大好きでした。得意料理はパスタ。サッと作れるし、一人暮らしの強い味方です。 この前は近くのスーパーで豚肉が安くなっていたので、それを使って久々にトンテキを作りました。新しい調味料を見つけるとつい買いたくなっちゃいます。これから増えるかもしれないので専用のケースを買おうかな(笑)」
 東京で一人暮らしを始めてからは、 両親への感謝の気持ちがより一層大きくなったそう。仕事に対する価値観も変化した。
「社会に出て初めて、両親が働いて家族を支えてくれたことの大変さやすごさが理解できるようになりました。男女関係なく働く人たちはみんなカッコいいし、生きることを楽しんでいると感じます。育児をしながら仕事も頑張っている姿は、さらにカッコいい。僕も仕事をしているときは自分が生きているんだと実感できるし、誇りを持って役と向き合っていきたいです」



TEXT / Yukari Tanaka
PHOTO / Isamu Ebisawa
STYLING / Kei Sera
HAIR&MAKE / Takahiro Kanayama(KOOGEN)



Profile/2000年生まれ。長崎県出身。2014年「第27回 ジュノン・スーパー ボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界デビュー。映像、舞台にて 活躍。現在放送中のドラマ「監察医 朝顔」で、医学生の熊田役に抜擢。最も注 目を集める若手俳優のひとり。


Vegas 「監察医 朝顔」
 原作/香川まさひと 漫画/木村直巳 監修/佐藤喜宣
「監察医 朝顔」(実業之日本社)
 脚本/根本ノンジ
 演出/平野眞、澤田鎌作 出演/上野樹里、時任三郎 他
 毎週月曜21:00~(フジテレビ)




■Cover Interview 石田ニコル