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Special Interview Kenjiro Yamashita and Mai Fukagawa

“バレンタインデー”
堂々と本命に愛の告白をする?
少し軽いノリでさりげなく気持ちを伝えたり、恋愛抜きで感謝の気持ちを伝えるのも多いよう。
特別な日でなくても、贈る相手を考える時間は幸せな気持ちになれるはず。
今回は、ちょっと“こじらせ系”男女の恋模様を描いた映画「パンとバスと2度目のハツコイ」に出演の深川麻衣さんと山下健二郎さんに、映画の見どころと合わせてご自身のギフトへの思いを伺いました。
選ぶ楽しみ、贈る幸せ。ちょっとした気持ちをギフトに託してみませんか?

その人に何が似合うか、欲しそうか。
リサーチする時間もギフトの醍醐味ですね。(山下)

何でもない日に贈られたギフトは、その人が自分を思い出してくれたことそのことだけで感動です。(深川)

ギフトは贈る相手を想像しながら選ぶ時間が楽しい

 「ギフトは選んでいる時間が楽しい。その人のことを考えながら、何が似合うかなって想像する時間が好きですね」と話してくれた深川麻衣さんの言葉に「わかる、わかる」と山下健二郎さん。2月17日公開の映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で初共演を果たしたふたりにギフトについてのお話を伺うと、ふたりともギフト選びのこだわりは「贈る相手に似合って、身につけてくれるもの」と一致。
深川 「できれば本人が自分で選ばないようなものがいいですね。でもこれはきっと似合う! っていうような。自分では気付かない新しい魅力を引き出してあげられるものを選びたいなって思います」
山下 「僕も贈り物はその人に似合うものを選びますね。今、何が欲しいんだろうってこっそりリサーチしたりもします。もらったもので嬉しかったのはメンバーからのものが多いです。人数が多いので誕生日当日に祝ったり、祝われたりするのはなかなか難しいんですけど『この前誕生日だったでしょ?』って会った時にプレゼントをもらったりすると『覚えててくれたんだ』って嬉しくなります」
深川 「わかります! 私はスノードームを集めるのが好きなんですけど、この前友達が誕生日でも何でもない日にプレゼントしてくれたんです。『麻衣、好きだったよね?』って。もちろんスノードームも嬉しかったけど、それよりもこれを見つけたときに私のことを思い出してくれたってことが、とても嬉しかったです」

この世界には色々な恋愛の形が存在することを知りました

 ふたりが出演する『パンとバスと2度目のハツコイ』の中でもギフトのシーンがいくつか登場する。深川さん演じる“ふみ”が、付き合っていた男性からプロポーズをされるときに差し出された婚約指輪。山下さんが演じる“たもつ”が愛する息子と奥さんのために作る手作りパンなど。でも、ふみは『ずっと好きでいてもらえる自信もないし、ずっと好きで居られる自信もない』と独自の結婚観からプロポーズを断り、たもつはすでに離婚しているのに未練たっぷりとなんともややこしい。
山下 「たもつは奥さんの浮気が原因で離婚してるんです。なのに、まだ奥さんを愛してるどころか、浮気相手と一緒になろうとしてる奥さんを必死に取り戻そうとしてる。この感覚、僕にはゼロですね。まったくわかりません。だから最後の最後まで苦しめられました。ふみの結婚観も不思議で仕方ないですよ、だって好きでつき合ってプロポーズされるまでになったのに、なんで断っちゃうの!? だって女の子ってプロポーズを待ってるものじゃないの!? って。全然理解できなかったです(笑)」
深川 「私も付き合っている人はいるけど、結婚はないなっていう考えは、まったく解らないですね。好きでお付き合いしているのに、相手に対して失礼だと思います。でもお付き合いする前なら慎重になってしまうということはわかります。だって結婚は相手を知った上で踏み切るものだけど、付き合うときは相手のことをよく知らない段階じゃないですか。気持ちって目に見えないし、どんなに好き好きって言われてもその人がずっと好きでいてくれる保証はない。だから自分をさらけ出すのに勇気がいるという意味で、ふみの結婚観は少しわかる気がします」

自分の恋愛観や経験を重ねながら見て欲しい作品
 運命的に再会した初恋の相手が前妻に未練たらたらで、それに気付きながらも惹かれてしまう自分がいる。でも、もしこの恋が成就しても、私はずっと好きでいてもらえて、好きでいられるのだろうか? “超恋愛こじらせ女子”ふみの恋愛に観客はモヤモヤしつつ、目が離せなくなってしまう。
深川 「事故が起きるわけじゃないんですけど、全編通して何かが起こる、日常を切り取った温かい作品。この独特な世界感が今泉監督ならではだと思います。ふみとたもつの終わり方もハッキリしないし、わかりやすい映画が好きな人にはモヤっとしたり、あのシーンはどういう意味だったんだろう…? って考えちゃうと思うんです。でも逆にそれを想像して楽しんで欲しいと思います」
山下 「つき合ったり、結婚しない方が一緒にいられるんじゃないかって、僕には全然わからないんですよね。僕は仕事もプライベートもハッキリさせたいし、好き同士なのに告白もせず友達のままいるというふわふわした関係も僕自身に経験が無く、だから理解できないことだらけで監督に『なんで、どうして?』って聞いてばかりでした。監督の答えは『あのね、そういう人もいるんだよ』でしたけど(笑)。この映画に出演させてもらうことで、色んな恋愛の形があるって学びました。結婚して家族を持つということだけが恋愛のゴールじゃないんだなと。結婚していなくても、ずっと何十年も一緒にいるパートナーという方もいるし、事実婚という形もある。お互いが良ければいいんだろうなって。でも、やっぱり理解できないです(笑)」
 たもつという人物像を理解できずに苦しんだという山下さんだが、ほっこりしていて、どこか抜けてて可愛げのあるオチャメなキャラクターは好きだと言う。ちょっと自分にも似てるかなぁと言うと、深川さんからこんな言葉が。
深川 「山下さんは現場でも盛り上げようと思って盛り上げるんじゃなくて、その場で口にしたことが自然と場を和ませてくれるんです。それは天性のもので、たもつと似てるかなと思いました。あとはたもつって鈍感なんですよ。ふと口にしたことが相手を傷つけてたりする。山下さんも無意識で言ったことが彼女を傷つけたりしそうだなーなんて思ったり(笑)」
山下 「するどいね(笑)」
 最後に映画の見どころは。
深川 「見る人の性格や、どんな恋愛をして来たかによって、ラストの意味や会話の捉え方がまったく違ってくると思うので、自分と照らし合わせながら観て頂けたらと思います」
山下 「子どもがふたり登場するのですが、その子達が割と深いことを言っていたり、その言葉でふみとたもつの気持ちに変化が起きたりする、キーマンとも言える存在なので、そこにも注目してもらえたら嬉しいです」

Text Satoko Nemoto
Photo Mizuaki Wakahara
Mai Fukagawa
Hair & Make Tomohito Asahi
Styling Lisa Kamimoto
Kenjiro Yamashita
Hair & Make Shinya Shimokawa
Styling Takuto Nakase

深川麻衣 衣装/シャツワンピース 28,080円 ネックレス 9,612円 nesessaire TEL03-5458-1791 スカート(参考商品)ティアンエクート TEL 03-6810-8813

Profile
深川麻衣
1991年生まれ。2011年~2016年まで、乃木坂46として活動。卒業後、女優として活動を始め、本作『パンとバスと2度目のハツコイ』で、映画初出演にして初主演を務める。

山下健二郎(三代目J Soul Brothers)
2010年9月、三代目 J Soul Brothersにパフォーマーとして加入し、同年11月「Best Friend's Girl」でデビュー。現在ではパフォーマー以外にも役者として活動の幅を広げている。

Vegas『パンとバスと2度目のハツコイ』
 監督・脚本/今泉力哉
 出演/深川麻衣、山下健二郎(三代目 J Soul Brothers) ほか
 2月17日(土)イオンシネマにて全国公開