オートファジーって何? 驚くべき細胞のリサイクルシステム【整える習慣】
心身ともに“整える”こと。美と健康への尽きない悩みにちょっと試してみたくなる、不定期連載コラムです。
アンチエイジングやダイエットの話題で取り上げられることが多い“オートファジー”は、私たちの体の細胞が持つ驚くべきメカニズム。
細胞内を正常な状態に保つために、細胞自身が細胞内の老廃物や傷ついた部分など、体にとって有害な物質を狙い撃ちして除去・分解、そして再利用してくれる、細胞内の新陳代謝を行うリサイクル業者のような働きです。
オートファジーにより、細胞はエネルギー不足や栄養不足から守られ、持続的に正常な機能を維持することができます。
そして、オートファジーにより、私たちは200グラム以上のタンパク質を体内で作り出しているということが明らかになってきました。
さらに、細胞内の異常な構造や損傷した細胞小器官を除去し、病原体を攻撃する自然免疫のような役割も果たしているため、オートファジーの欠陥はさまざまな疾患と関連があると言われています。
オートファジーの活性化が細胞を若返らせる可能性や、寿命を延ばす可能性が研究では示唆されています。
そして、がんやアルツハイマー病、パーキンソン病、脂肪肝や心不全などが、オートファジーの機能を活性化させることで防げるのではと期待が高まっています。
では、オートファジーを促進させるには、どうしたら良いのでしょうか?
この働きがダイエットと関連して紹介されることが多い理由は、オートファジーは空腹状態になると活性化するからなのです。
ファスティングや適度なエクササイズは、オートファジーを促進するとされています。
また、オートファジーは睡眠中に活性化するのですが、満腹状態だとオートファジーが抑えられてしまうと言われています。
夕食を食べてすぐに寝ることは避け、早めに夕食を済ませて眠るまでの時間を空けることが理想です。
人間って、すごいですね。
まだあまり一般的には知られていないことかもしれませんが、私たちの体の中で静かに働くとっても重要なプロセス。
人生100年と言われている時代、長い人生をどう有意義に生きるか?
オートファジーを理解し活性化することは、今後ますます重要視されてくるでしょう。
Written by
Mayumi Sekino
合同会社SIACO代表。二児の母。看護師、保健師、CBDアドバイザー、子育て心理カウンセラー資格所有。看護師、ライター、モデルの活動を経て、人々の心身のサポートを考え、CBDに着目。2021年、CBDブランドSIACO(シアコ)を立ち上げる。
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