キレイの秘訣は、“適当”にすること──米倉涼子【BEST BEAUTY AWARD 2024】

キレイの秘訣は、“適当”にすること。
今は自分の体の声を聞いてこれからの人生に備えたい

─── 7シリーズ続いた国民的医療ドラマの金字塔『ドクターX』。『劇場番ドクターX』では、初めて明かされる大門未知子の過去も注目だが、それと同じくらい注目なのが12年経っても変わらぬ米倉涼子さんの美しさだ。「12年前よりも今の方が美しさに磨きがかかっているような…」と率直な気持ちを伝えると、「そんなわけないない!」と、大きく笑った米倉さんに“キレイの秘訣”を伺った。

私にキレイの秘訣なんて聞いちゃダメですよ、ズボラなので。

でも、もし肌がキレイだと思っていただけるなら、そのシンプルさがいいのかもしれませんね。必要最低限のものしか使わず、肌に負担をかけ過ぎないのがいいのかもしれません。

あとは私、鏡をあまり見ないんです。自分自身に興味がないんです。

それに、気になるととことん追求してしまう性格なので、たとえば眉を細くしてみようと思ったら抜きすぎちゃったり(笑)。だから“適当”なくらいがちょうどいいんです。

─── “顔”よりも“体”の方を重視していると米倉さん。

ずっと続けているのは、“体を絶対に冷やさないようにする”ことだけ。

お風呂も毎日2回。朝はザバッと入るだけですけど、湯船に浸からないと目が覚めないですし、冷えるとすぐに脚がむくんでしまうんです。

食生活は、そうですね…、本当に笑えるくらいなにもしてないです(笑)。撮影前は、手術を受けたばかりですごく痩せてしまって。

体脂肪も減ってしまい体も冷えるし、脂肪がないから筋肉もつかなくて。とにかく食べないとと思って食べたいものを食べていました。

─── サバサバして飾らないのが米倉さんの何よりの美しさの秘訣だと分かりつつ、何かひとつでも聞き出したい編集部。そこで「初めて明かされる大門未知子のヒミツ(過去)」という映画のストーリーにちなみ、米倉さんのヒミツを教えてもらえないかとお願いすると「何もない!」と笑った。

朝起きて飼っている愛犬たちにご飯をあげてブラッシングして、仕事に出かけて、お迎えに行って帰宅したらお散歩してご飯をあげて… それから自分もご飯を食べる。そういう生活なので何も隠し事はありません!

でも、あえて挙げるとするなら“本当は消極的な性格なのに、口から出てくることがシャープ”ってことかな。

いつも言っちゃったあとにどうしてあんな言い方しちゃったかなぁと気づくことが多いです。(笑)

─── そんなシャープなところも米倉さんの魅力のひとつ。最後に今後の目標を伺うと「もう一度舞台に立ちたい」と即答が。

今はウェイトを使った運動などは厳しいので、タクシーに乗らないとか、ちょっとでも歩くとか足腰強化のためにできることを少しずつしています。

これまではがむしゃらに走って来たけれど、今は自分の体と会話しながら、これからの人生に備えたい。そうしていつかまた舞台に立てる日が来れば嬉しいですね。

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