健康なときに考えたい、ちょっと不安な未来のことと備えておくべき“保険”

医療保険は、病気になってからでは加入できないこともあります。

わかっていても、「そのうち入ればいいかな…」と、先延ばしにしている人も多いのでは? しかし、考えているうちに病気になってしまっては、悔やんでも悔やみきれません。

そこで、今何に備えておくべきなのか? を、ネオファースト生命保険株式会社で商品開発を担当する
三浦倭代さんに伺いました。

ネオファースト生命保険(株)
三浦倭代 さん

新卒で第一生命に入社。支社にて代理店の販売支援などを経験した後、人事部にて人事査定や中途採用などを担当。2021年よりネオファースト生命 CX保障開発部にて生命保険商品の企画・開発を担う。お客さまの人生が幸せになるようお手伝いしたいという想いで、日々業務にあたっている。

子宮頸がんは30代でピーク。乳がんは30代から急増

井上 今日は医療保険についてお話を伺えると聞いて楽しみにしていました。実は私、“医療保険って入っておいたほうが良いんだろうな”と思いつつ、これまで真剣に考えてこなかったんです…。どういう基準で選んだら良いのかがわからないまま今に至っています。女性特有の病気の備えは大事だと聞くので、今のうちに賢い選択をしておきたいです。

小林 私も勧められるがままに生命保険に加入していて、自分で考えることはあまりしてきませんでした。でも、病気にかかったらどうしようという不安は大きいです。日本人はがんになる人が多い(図1)と聞きますし、女性の場合、乳がんや子宮頚がんのリスクもあることを考えると、早い段階で医療保険に加入した方が良いですよね?

三浦 そうですね。まずは、もしがんになったら、どんな治療を受けてどのくらい治療費がかかるのか、再発の可能性がどのくらいあるのかを把握したうえで、保険に加入していた場合と加入していなかった場合の生活をシミュレーションしてみると良いかもしれません。「国立がん研究センターがん情報サービス」の統計によると、子宮頚がんは30代でピーク、乳がんは30代から急増するとされています(図2)。私たち女性にとっては他人事ではないですよね。

主ながんの年齢別罹患数(新たにがんと診断された数)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)をもとに、ネオファースト生命にて作成 ※2019年の罹患数

三大疾病の総患者数

出典:厚生労働省「令和2年 患者調査」

井上 確かに。もしがんになった場合にどのくらいお金がかかるのか、治療にどのくらいの期間がかかって、どんな生活になるのかなんて、考えたことがなかったです。

小林 がんと宣告されたら、入院・手術費等が必要となったり、抗がん剤の治療をする場合、治療が終わるまで治療費を払い続けたりしないといけないんですよね。がんも怖いですが、経済的にも怖いですね。

三浦 そうですよね。しかも、乳がんは、10年近くホルモン治療を勧められることがあるんです。ホルモン治療の治療期間は一般的に5〜10年とされていますが、たとえ5年で治療を終えることができたとしても、その間ずっと治療費を支払い続けるのは大きな負担ですよね。

井上 大きいですよ。10年治療を続けるとなると…、想像するだけで不安になります。

小林 今の仕事を続けられたとしても、治療のために仕事を休む必要があれば収入も減りますし、かなり厳しい家計になると思います。でも、保険に入っていても、保険でカバーできるのは入院や手術が必要な場合だけですよね? 再発予防のためのホルモン治療も保険でカバーできるのですか?

三浦 保険によっては再発予防目的のホルモン剤は支払の対象とならないこともありますが、弊社の「ネオdeいりょう」で抗がん剤治療特約を付加すれば、再発予防目的を含むホルモン剤によるがん治療のための通院も保障の対象となります(支払い限度:月1回)。

井上 がんの治療って、実際にはどのくらいの費用がかかるものなんでしょう?

三浦 弊社が実施した調査(調査人数100人)では、がんの平均治療期間は3・1年間という結果が出ていますが、5年以上治療を続けた人も35%いらっしゃいます。その間に入院や手術にかかった費用(差額ベッド代や交通費などの諸費用も含む)は約70万円、放射線治療や抗がん剤治療、再発予防目的を含むホルモン剤治療の費用は約84万円、通院費は63万円の計217万円ほどが平均値とされています。

井上 そんなにかかるんですか!?

三浦 そうなんです。もしものときに困らないくらい貯金ができているなら問題ないのですが、そうではない場合、保険に加入しておくことが、経済的な不安の緩和に役立ちます。

小林 目的のある貯金はできるタイプなのですが、“もしものため”の貯金はしたことがないですね…。やはり、きちんと考えて医療保険には入っておくべきかも。

長期にわたる治療も、経済的な不安を無くして治療に専念したい

三浦 ただ、医療保険は基本的には、加入の申し込みをすればすぐに保障が受けられるわけではなく、保険契約上の保障が始まる“責任開始日”に達していない場合は保障の対象にならないので注意が必要です。がんを保障する特約の責任開始日は保険会社や保険商品によって異なりますが、概ね3ヶ月後になります。

井上 それは知りませんでした。

三浦 「病気を疑われて、はっきりとした診断が出る直前に保険に入ろう」という人の加入を防ぎ公平性を確保するための仕組みなんです。

小林 健康に不安がないうちに入っておくのが安心ですけど、そうすると、もしも病気にならなかった場合、長期間にわたって保険料を支払い続けることになるから、病気になる前の負担も大きいですよね。

三浦 自分が病気になるかどうかは誰にもわからないですし、健康なうちに保険料を支払うとなると、保険料が安い商品のほうが、保険料が高い商品よりも魅力的に見えるかもしれませんね。しかし、保障の内容は商品によって違うので、一概に“安ければいい”とは言えません。よく比較することが大切です。

井上 早いうちに保険に加入して、保険料は安くて保障は手厚い(笑)。そんな保険が理想です。

三浦 その通りですよね。保険には大きく、保障が一生涯続き、保険料が加入したときから変わらない終身型の保険と、保険期間が一定期間に定められており、更新のたびに保険料が再計算される定期型の保険があり、定期型については一定期間で保険料が変わりますが、終身型については年齢を重ねても保険料は加入した時のままです。

小林 「ネオdeいりょう」も、保険料が変わらない終身型なのですか?

三浦 一部の特約を除き、主契約およびほとんどの特約が終身型です。ですので、加入時の年齢などによって決まった保険料が、その後もずっと適用されます。

井上 年齢のほかにはどういった要素が判断基準になるのですか?

三浦 入院歴・喫煙の有無・BMIの数値が所定の基準を満たす場合、基準を満たしていない場合より安い健康保険料率での加入が可能です(被保険者が20歳未満の場合は健康保険料率の適用はありません)。

小林 がんの治療に対する特約は、具体的にはどういう内容ですか?

三浦 ベースとなる主契約は、病気やケガで1日以上入院したときの疾病入院給付金や災害入院給付金が必須の保障となっていて、これに、がんに備える特約をつけたい場合は、がん診断特約(2023)、抗がん剤治療特約、自費診療保障上乗せ型がん治療特約などから、必要なものを選んで付加することができます。また、がんを含む三大疾病に備える三大疾病一時給付特約(2023)や、女性に多い疾病に備える女性疾病保障特約もあります。

小林 自費診療の治療でも給付金を受け取れる特約があるんですね。

三浦 はい。しかも、自費診療による所定の治療を受けられた場合、基準給付金額の3倍の給付金が支給されます。保険料は加入される方によって異なりますが、弊社のホームページで簡単にシミュレーションできるので、一度試してみてほしいです。

小林 今日はとても勉強になったので、今入っている保険も見直してみようと思います。

井上 私も、健康なうちにちゃんと備えておこうと思います。

充実した保障内容が魅力の無解約返戻金型終身医療保険『ネオdeいりょう』

第一生命グループのビッグデータを活用して「健康な人は保険料が安くなる」を実現。短期入院10日給付特則を適用した場合、1回の入院が10日以内の短期入院でも一律10日分の入院給付金が受け取れます。(原則として、退院日の翌日からその日を含めて30日以内の入院については1回の入院とみなします。)

今年の8月には、20〜40代を中心とした保険料の引き下げ(一部設計を除く)がおこなわれ、さらに魅力的な保険に♪

※「ネオdeいりょう」(正式名称「無解約返戻金型終身医療保険」)の保障内容詳細につきましては商品パンフレット等をご確認ください。

小林 今日はとても勉強になったので、今入っている保険も見直してみようと思います。

井上 私も、健康なうちにちゃんと備えておこうと思います。

ネオファースト生命保険株式会社

“「あったらいいな」をいちばんに。”をブランドメッセージとして掲げ、お客さま自身も気づいていない「あったらいいな」に目を向け、新しい発想で保険を創り出している第一生命グループのグループ企業。豊かな未来のためには、小さな人生の不安にも向き合う保険サービスが必要との考えのもと、迅速な保険金支払いだけでなく、お客さまの人生に向き合う商品開発にも挑んでいます。

取材協力/ネオファースト生命保険(株) https://neofirst.co.jp

35歳・女性 月払保険料3,732円(健康保険料率)
※主契約:入院給付金日額5,000円(60日型、三大疾病支払日数限度無制限特則)/ 手術保障特則Ⅰ型2倍【入院中】5万円【外来】2.5万円/先進医療・患者申出療養特約/通院特約5,000円/ がん診断特約(2023)50万円/抗がん剤治療特約5万円/女性疾病保障特約5,000円/ 女性特定手術・乳房再建保障特則50万円/保険期間・保険料払込期間:終身(先進医療・患者申出療養特約は10年更新) ※上記は契約の一例です。

Recommend