
【フリーランス女性も必見】6つの原因別・仕事のモチベーションを上げる方法
Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】
「新年度が始まったけれど、どうもモチベーションが上がらない……そもそもモチベーションってなんなんだ……?」
前回の記事では、そう悩んだ編集部・アイが、解像度を上げるべくモチベーションのしくみをまとめました。
そして、また新たな疑問が浮かび上がったのです。
「モチベーションが下がる原因を突き止め、対処法を知れば、モチベ頼りの働き方から抜け出せるのでは……?」
(今まさに、編集部・アイの頭の中では「モチベに頼っているようじゃ無理か」と、かの有名な構文が流れています)
ということで今回は、モチベーションが下がる6つの原因と、それぞれの対処法をお届けします!
あなたのモチベーションが下がる原因は?

まずは「自分がどんな時にモチベーションが下がるのか、なぜ維持できないのか」を振り返って整理してみましょう。
以下の「よくある原因」をぜひ参考にしてみてくださいね。
モチベーションが下がる、よくある原因
①目標や目的が曖昧
- 仕事をする理由や方向性、やるべきことが明確でない
- 何のために頑張っているのかが分からない
②収入や仕事量が不安定
- 収入や仕事量が一定でない
- 努力や時間と報酬のバランスが取れていない
③努力が報われるまでの時間差による焦りやプレッシャー
- すぐに結果や評価が出ず焦る
- 「やっても無駄なのではないか」と感じる
④自己管理が難しい
- 上司や同僚がいないため、自己管理が難しく怠けてしまう
- 仕事と休息の区別が曖昧になり、メリハリをつけにくい
⑤孤独感・孤立感
- 相談相手や共感できる仲間が少ない
- 周囲やSNS上の他人と比較して、自己肯定がしにくくなる
⑥心身の不調
- 睡眠不足
- 体調不良
- 疲労が蓄積している
【原因別】モチベーションを高める効果的な対処法
原因① 目標や目的が曖昧

目標や目的が曖昧でモチベーションが低下している場合は、「自分が何を目指しているのか、なぜこの仕事をしているのか」が不明確な状態と言えます。
この場合は、短期的に仕事の意味を具体化し、小さくても明確な目標を設定することが重要です。さらに、「自分の価値観と将来の理想像」をじっくりと見つめ直すと、自然と意欲が湧きやすくなります。
【具体的な対処法】
- 「なぜこの仕事を選んだのか」「何を達成したいのか」を再確認する
- 目標達成の可否を判断できるよう、具体的に目標を設定し直す(例:「収入を増やしたい」→「半年以内に月収を○万円増加させる」など)
- 自分の将来像や理想像をイメージし、仕事の意味を再定義する
- 定期的に目標を振り返り、現状の方向性を確認する
- 自分の価値観に合った仕事や作業を増やし、やりがいや楽しさを感じる機会を増やす
原因② 収入や仕事量が不安定

収入や仕事量など外部要因が不安定でモチベーションが低下している場合は、外発的動機に依存しすぎている状態と言えます。
この場合は、中長期的に収入源の分散と報酬の改善に取り組みつつ、短期的には小さな目標を達成したり、内発的な楽しみを取り入れることで、モチベーションを維持しやすくなります。
【具体的な対処法】
- クライアントや収入源を複数確保する(収入源の分散)
- 単価設定を見直し、報酬を上げる工夫をする(報酬の改善)
- 短期的な小さな目標を設定し、達成を目指す
- 自己成長やスキル向上など、内発的な楽しみを感じられる要素を取り入れる
原因③ 努力が報われるまでの時間差による焦りやプレッシャー

努力してもすぐに結果や評価が出ない場合は、外発的動機に依存しすぎている状態と言えます。
この場合は、外部からの評価に過度に依存せず、日々の行動や積み重ねに価値を見出すことが重要です。また、小さな進歩でも可視化し、達成感をこまめに味わえるようにすると、焦りが軽減し、意欲を維持しやすくなります。
【具体的な対処法】
- 達成可能な短期目標を細かく設定し、達成感を頻繁に得る
- 過去の自分と比較し、成長を定期的に振り返る
- SNSなどで進捗を共有し、周囲からの応援や共感を得られる仕組みを作る
- 結果が出ない時期は「準備期間(自己投資やスキル向上の時間)」と捉える
- 評価を他人任せにせず、「ここまでやったら自分を褒める」というルールを作る
原因④ 自己管理が難しい

特に、上司や同僚がいないフリーランスや在宅ワーカーは、モチベーション維持が自身の意欲や自己管理能力に大きく左右されます。内発的動機が低下すると、怠けがちです。
この場合は、内発的な楽しみを感じられるようなスケジュールを立てたり、ルーティン化やツールを活用したりするなど、仕組み作りを徹底することで、モチベーションとともに自己管理能力も高まります。
【具体的な対処法】
- 仕事開始時のルーティンを作る(例:朝コーヒーを飲みながらToDoリストを確認)
- 作業時間を「25分作業、5分休憩」のポモドーロ・テクニックなどで明確に区切る
- 好きな作業から始めるなど、作業が楽しみになるような工夫をする
- タスク管理アプリを活用して、タスクを細分化し、達成感をこまめに得る
- 作業場所を自宅以外に設定し、毎日その場所へ向かう
※次回は『モチベーションに左右されない、おすすめの毎日ルーティン』についての記事を更新しますので、ぜひ参考にしてください!
原因⑤ 孤独感・孤立感

特にフリーランスは、同僚や仲間がいないため、孤独や孤立を感じやすいです。
悩みを共有できなかったり、他人と比較してしまったりすることで、自己肯定がしにくくなり、「楽しさ」や「やりがい」といった内発的動機も薄れてしまいます。
この場合は、意識的に他者との繋がりを増やしていくことが大切です。周囲の人と交流し、「自分は一人ではない」と感じるだけで、モチベーションが自然と回復することも多いでしょう。
【具体的な対処法】
- SNSなどで他人と比較して落ち込みそうになったら、デジタルデトックスを行う
- 自分なりの「幸せ」や「成功」の基準を作る
- フリーランスや副業女性向けのオンラインサロンやコミュニティに参加し、定期的に仲間と交流する機会を持つ
- 友人や同業者とランチやオンラインお茶会などで交流し、悩みや状況を共有する
- コワーキングスペースやカフェなど、人がいる環境で作業をする時間を作る
原因⑥ 心身の不調

睡眠不足や過労、ストレスの蓄積などで心身が疲れていると、どうしてもやる気や集中力が低下します。
モチベーションは精神状態だけでなく、身体の状態にも大きく影響を受けるため、体調不良がモチベーション低下の原因となることは少なくありません。
この場合は、まず休息の時間を作り、心身のコンディションを整えることが最優先です。
【具体的な対処法】
- 睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとる工夫をする
- 仕事と休息の時間を明確に分け、メリハリをつける
- 散歩やストレッチ、ヨガなど、軽い運動を日常に取り入れ、心身の緊張をほぐす
- デジタルデトックス(SNSやスマートフォンを見ない時間)を設け、脳の疲労を回復させる
- 心身の状態を日記などに記録し、定期的に振り返って体調の変化に早めに気づけるようにする
原因を突き止めて、自分に合った対処法を見つけよう

「なぜモチベーションが低下しているのか」を冷静に分析し、必要な対策を講じれば、まっすぐ突き進める日が来るから大丈夫。
でも、またいずれ、「モチベーションという不安定なものに左右されずに頑張りたいのに、今日はどうしても働けない……」と落ち込んでしまう日が来るのです。(編集部・アイの経験談)
そこで、次回は『脱・モチベ依存!働く女性におすすめ・自動的にやる気が高まる毎日ルーティン』をお届けします!(※4/21(月) 8時に公開予定)
さあ、今週もわたしのために、自分に合った方法でモチベーションを維持していきましょう!
▼そもそもモチベーションとはなんぞや?と疑問を持たれた方はこちら
編集部・アイ
人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。