
どこにも行かない贅沢を。私を整える、GW5日間のステイケーション
Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】
間近に迫ったゴールデンウィーク(GW)。皆さんは、どのように過ごすかをもう決めましたか?
今回は、GWにどう過ごすかをまだ決めていない方・人混みを避けて自分のペースでリフレッシュしたい方に向けて、心と身体を丁寧にメンテナンスする「ステイケーション」をご紹介します。
ステイケーションとは、滞在(Stay)と休暇(Vacation)を組み合わせた言葉で、自宅や近場で過ごす新しい休暇のスタイル。遠出をしなくても、どこにも行かなくても、自分の工夫次第で自分を満足させることはできる───そんな贅沢を味わってみませんか。
【Day1】ジャーナリングで本心を紐解く

Day1のテーマは「ジャーナリング」。
4月に新しい環境や仕事が始まり、知らず知らずのうちに気を張って過ごしてきた自分を、まずは労ってあげたいですよね。そこで5連休の初日は、重くなった心や頭の中の荷物を下ろし、自分の本心を紐解いていくことから始めましょう。
ジャーナリングに特別なセンスや技術は必要ありません。お気に入りのノートとペンを用意して、今の気持ちをそのまま紙に書き出すだけでいいのです。
重要なのは、“とにかく書き出す”ということと、“なんでもOK”ということ。
綺麗に整理しなくてOK、分かりやすくまとめようとしなくてOK。「綺麗に整理しようとしてるな〜」と自分を客観的に見つめながら書くのもOKですし、ペンを持ってみたものの何も書けなかった、でももちろんOKです。
とにかく、自分の心や頭の中にあるものをすべて目の前に出そうと試みる。その行動が1ヶ月を乗り越えた自分を労る一歩になるのではないでしょうか。
何を書けばいいか迷ったら、新年度に入った1ヶ月で嬉しかったことや悲しかったこと、感謝してもらえたことや辛かったことなどを、それぞれ書き出してみるのもオススメです。
文字に書き起こして眺めてみると、別の捉え方ができることに気づいたり、自己理解を深めるきっかけになったりもします。
▼具体的な方法やオススメのテーマはこちら
【Day2】不要な情報・物・習慣を捨てて身軽になる

心や頭の中のモヤモヤを吐き出した後の2日目は、身の回りにある「情報・物・習慣」を見渡して、不要なものや今の自分に合わないと感じたものを断捨離しましょう。
まずは、下記を踏まえてスマホやパソコンの中身をデトックス。
- 通知が溜まったアプリを整理する
- 不要なアプリを削除する
- 不要な写真やファイルを削除する
- もう読まないメルマガを解除する
- SNSのフォローリストを見直す
これらが終わったら通知をすべてオフにするか電源を切ってしまいましょう!
私たちは日々膨大な情報を浴び続け「選択疲れ」を起こしているがゆえに、本当に大切にするべき日常の美しさに目が向かなくなったり、心からワクワクすることにトライする力を失ってしまっているからです。
物の断捨離は、家の中をすべてひっくり返すと1日で終わらず後悔します。重要なのは「財布の中の不要なレシートを捨てる」「ハンガー5本分だけ整理する」など小さなステップから始めること。時間があるなら、クローゼットの中だけなど一区画だけ手をつけましょう。
最後に習慣の断捨離です。「本当はやりたくないのに、なんとなく続けていること」があるなら、その時間でやりたいこと(次に身につけたい習慣)をリストアップし、GW中にトライしましょう。習慣化の一つ目のハードルは「3日」。GW中にクリアできれば、習慣化しやすくなります。
【Day3】火のエネルギーを味方にするべく、水回りと窓を掃除する

2026年は「丙午(ひのえうま)」という、非常に強い「火」のエネルギーが巡る年。この強すぎるエネルギーの中で運気を安定させる鍵は「水」と「空気」の浄化にあります。
ということで、2日目に不要なものを手放したら、3日目は家中、特に水と空気に関係のある部分をピカピカに掃除しましょう。特にトイレ掃除では便器だけでなく床と壁まで拭き、窓を磨き上げたら家全体の空気を入れ替えてみてください。
またこれを機に、日常的に掃除をする習慣を身につけるのもオススメ。
たとえば、「鏡の小さな汚れに気づいた時にタオルやティッシュで取る」「シンクを使った後は必ずクエン酸入りのスプレーで汚れを落とす」ようにすれば、溜まった汚れを見て「掃除しなきゃ……」と気が重くなったり、汚れを取るのに苦労することはありません。いつでもピカピカな状態を保てると、自分自身をより大切に扱おうとも思えるようになりますよ。
【Day4】安心できる清潔な環境で、自分を満足させる

断捨離や掃除で家が整った後は、ピカピカな家の中で「見たかったもの」「やりたかったこと」にどっぷりと浸かりましょう!
気になっていた映画をプロジェクターで鑑賞したり、お気に入りのカフェの豆で丁寧にコーヒーを淹れたりするのも良いですし、上質なルームウェアを着て陽だまりの中でお昼寝したり、少し贅沢なランチをデリバリーするのも良いですね。
安心できる環境の中で自分が心から楽しめることに時間やパワーを費やすのは、身体の底から満たされるものであり、その人の生き方を根底から変える力さえあります。
SNSを通して他人の生活や幸せが身近になりすぎた現代では、「あの人はあんなに充実しているのに、私は……」「もっと価値あることをすべきなのかも」と自分をジャッジしがち。
でも、自分のために安心できる清潔な環境を作り、自分が今「楽しい」「心地よい」と感じていることだけに目を向け続けてみると、次第に他人と比較しなくなっていきます。しかもそれが仕事に繋がったり、転職や引越しといった一大アクションのきっかけになることもあるんです。
【Day5】五感を使った創作で、人生の手触りや手応えを取り戻す

ジャーナリングで自分と向き合い、断捨離や掃除をし、好きな作品や時間にどっぷりと浸かった後にオススメしたいのは、五感を使う「創作」です。
スマホ画面のスワイプ、パソコン画面のスクロール、画面越しのコミュニケーションでは、手触りや手応えといったものが希薄になりがち。
しかし、たとえばお菓子づくりも含めた料理や、クレヨンを使ったお絵描き、服のリメイクや音楽作り、植物や野菜の栽培といった創作活動では、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚(五感)を幅広く使います。
五感は人間が持つ素晴らしい機能で、これらを通じて得る情報には心や身体を満たす作用があるんです。また、効率やタイパが求められる日常から離れ、あえて時間がかかるプロセスを楽しむことが、最高のリフレッシュにもなります。
最近、編集部・アイは料理好きが高じてついに水耕栽培を始めました。これは、土を使わず水と肥料(液体または粉)のみで育てる方法です。適切な環境管理があってはじめて伸びていく芽を見ていると、自分自身の小さな失敗に対しても、寛容になれる気がします。
GWはステイケーションで自分自身を整えよう

GWというと、遠出をしなければもったいないような気もしてしまいますが、どこにも行かなくても、自分の工夫次第で素晴らしく価値のある時間は作れるもの。
ジャーナリングで荷物を下ろし、不要な物や情報を手放して身軽になり、水回りや窓を磨いて、好きなことに没頭したり新しく生み出したりする。手触りのあるそんな5日間のステイケーションこそが、あなたを最大級に労ってくれるかもしれません。
編集部・アイ
人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

