
最高の味方は自分。一人で立てる自分であり続けるための5つのこと
Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】
昔と比べて、女性の生き方の選択肢はぐっと広がってきています。韓国で巻き起こった「非婚」ムーブメントが示すように、自らの意志で結婚を選ばない生き方も、これからさらに世界各地で増えることでしょう。
一方で、実生活の中で、独身を否定されるように感じる場面も少なくはありません。親世代からの「結婚はまだ?」「早く出産しないと」という悪気ない言葉に傷ついたり、SNSの結婚報告を見て「選ばれなければならない」という焦りに襲われたり……。隣の芝生が青く見える夜だって当然あります。
でも、誰と共に生きようが一人で生きようが、最後に自分を支えてくれるのは「一人で立つ力」。今回は、アラサー独身の一人である編集部・アイが、現代を生きる女性たちに必要だと思う「自立のための5つのアクション」をご紹介します。
①安心して帰れる「快適な城」を築くこと

誰の目にも評価にもさらされない、安心安全で快適な住環境作りは必須。人が健やかに生きていくには、安心安全な「帰れる場所」が欠かせないからです。
現代は何を選択するにしても「他人の評価ありき」になりがちですが、自分の“五感”が満たされるかどうか、そこにいると身体がリラックスするかどうか、を基準に住環境を整えましょう。
編集部・アイは寝室とそれ以外の部屋の役割を明確に分け、寝室にはデジタルデバイスを持ち込めない設計にしています。疲れやストレスが抜けにくい方は、スマホやパソコンの充電器をワークスペースに置き、充電はそこでのみ行うようにしてみてはいかがでしょうか。
また、お部屋の一角に「ヌック(小さな半個室空間)」という自分の偏愛にどっぷりと浸かるスペースを設けるのもオススメ。図書館のように本を並べたり推しグッズを飾ったりと、大好きなものを詰め込んでみましょう。
家が安心安全で快適な、日中のダメージをリセットできる場所に変わると、外の世界で何があっても自分は自分の味方でいることができるようになりますよ。
②生涯学び続けること、変わり続けること

「こう生きれば幸せ」という決まったルートが消えた現代では、昨日までの正解が明日には通用しないことさえあります。
こうした不確実な世の中を軽やかにサバイブしていくには、常に自分をアップデートし続ける「学び」と、状況に合わせて自分を塗り替えていく「変化」が欠かせません。
ここで言う学びとは必ずしも難しい資格試験だけを指すのではなく、新しい価値観に触れたり、自分の知らない世界に飛び込んだりすることも含みます。知識や経験が増えれば、物事を多角的に捉えられるようになり、予期せぬ変化にもパニックにならず対応できるようにもなるはず。
また、過去の自分に固執せず、今の自分に合わせて考え方や行動を変えていく勇気も大切です。大切にしてきたはずなのに今はそう思えないこと、不要だと突っぱねてきたけれど手に入れたくなったもの、きっとあなたにもあるはず。
「今までこうだったから」「前にこう決めたから」と過去にとらわれず、今あなたが必要だと思う道を選び取りましょう。本当に大切なものを大切にし続けるために、変わり続けましょう。
③損得勘定や利害関係のない、健やかな「つながり」を紡ぐこと

一人の時間を愛することと同じくらい大切なのが、利害関係のない、健やかな人間関係を紡ぐこと。
そもそも人間は社会的なつながりを求める生き物。心身ともに健やかに生きるには、周りに頼ったり頼られたりと、支え合える人間関係が不可欠です。
損得勘定や利害関係のない、お互いをリスペクトし合えるつながりが既にあるのなら、これからも大切に育んでいきましょう。自分が得をするから何かをしてあげる、といった打算的な考えが入り込んでいない人間関係はとても貴重です。
また、特に独身一人暮らしの方は、この機会に「急病時に鍵を預けられる相手がいるか」を確認してみてはいかがでしょうか。相手がいないからといって急いで人間関係を築く必要はありませんが(そもそも急いで信頼を築けるわけでもありませんが)、健やかさの一つの指標になるはず。
④死を見つめ、生について考え続けること

昔のように「結婚すれば一生安心」とは言い切れませんし、“誰かに選ばれること”が自分の幸せと直結するとも限りません。他人と生きようが一人で生きようがどの人生を選ぼうが、責任を引き受けるのは自分自身で、誰もが死に向かって生きています。
この先、特定のパートナーと関係を築くとしてもそうでないとしても、その大前提として「自分の人生を引き受ける」と覚悟する時、同時に見つめることになるのが“死”です。
もしあなたが明日死ぬなら、瞳を閉じる前に何を後悔するでしょうか。逆に、何を「して良かったな」と振り返るでしょうか。
死ぬ直前から今に戻ってきたとしたら、これからどんな生き方を選びたいですか。何を通して周りから感謝され、何に感謝する人生にしたいですか。誰と共に、あるいは今のパートナーと共に、この先を生きていきたいですか。
死を考えることは生について考えること、いかに良く死ぬかを考えることは今をいかに良く生きるかを考えることと同義です。必ず訪れる“死”を通して、今この瞬間からどんな“生”を全うしていきたいかを、ぜひ考え続けてみてください。
⑤自分の身体を使って生きること

効率やタイムパフォーマンスが求められ、自分の足で外へ出かけなくてもスマホさえあれば欲求を満たせる現代。いとも簡単に知りたいことを知れて、観たいものを観られて、食べたいものは家まで運んでもらえる、便利な世の中になりました。
でも人間として生きる醍醐味は、失われていっているように思います。
無駄や余白を「意味がない」と切り落としたり、与えられたものを消費してばかりではなく、自分の足を運んで見て聞いて五感をフル活用して感じること、そして生み出すことに面白さがあるのではないでしょうか。
実際に、近年若い女性たちの中では「編み物」や「水耕栽培(土を使わない栽培方法)」が流行っています。周りから向けられ続ける注意や評価を遮断して、自分の身体を通して0から1を生み出す時間は、効率や意味といったものから自分を遠ざけ、本来あるべき場所に戻してくれるのです。
疑問の答えが、ものの数秒で知れる時代。だからこそ、時間をかけてでも自分の手足を使って試行錯誤してみませんか。検索結果欄にはきっと表示されない、その過程で身体全体で感じ取ったことや学んだことが、この先のあなたを作ってくれるはずですから。
最高の味方である自分自身と、まずは生きていこう

誰かといても一人でいても、自分の人生の手綱をしっかりと握っている感覚こそが、本当の安心につながります。
自分が安心できる城を築き、学ぶことと変わることを絶やさず、健やかな繋がりを大切にすること。そして死を見つめ、今を全力で味わうこと。これら5つは、あなたがあなた自身を自由にするために役立ってくれるはず。
まずは自分自身としっかり手をつなぎ、ぜひ今日から、一人で立つためのアクションを取り入れてみてくださいね。
編集部・アイ
人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

