寝るほどタフに美しく。スリープテックと夜時間で、睡眠の質を高めよう

Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】

「朝スッキリと起きられて、1日をポジティブに始められた」
「朝起きてすぐ、鏡で肌を見るのが楽しみ」

そんな経験を最後にしたのは、一体いつでしょうか。

仕事に家事にプライベートにと忙しなく過ぎゆく日々の中で、自分の心や身体の健康にしっかりと関心を向け整え続けていくことは、案外難しいですよね。「時間がないから自分のことは後回し」という女性も少なくはないでしょう。

そんな女性に向けて、今回は「寝ている間に美しくなれる」スリープテックや夜時間の過ごし方をご紹介。生活の中で美容や健康に割ける時間が少ないなら、寝ている間に仕込んでおきませんか?

寝ているだけで美しくなれる!?

睡眠不足なんてどうってことない。特に年齢が若い時にはそう思いがちですが、睡眠不足は日中の眠気だけでなく、心身の疲労回復や記憶力、肌のくすみやキメの乱れなどにも直結します。どんなに高いスキンケア商品を使っていても、土台がゆらいでしまうのです。

寝ている間、私たちの体内では成長ホルモンが分泌され、細胞の修復やコラーゲンの生成が行われます。このゴールデンタイムの質を最大化できれば、いわば「寝ているだけで美しく」なれる可能性があるということ。

事実、2026年現在の国内のスリープテック市場では、150億円規模に達すると予測されています。ITやAIを活用して睡眠の状態を可視化し、自分に合った方法で改善できれば、最短で美と健康を手に入れられるはず。

そこでこれから、スリープテックを活用した夜時間の過ごし方を6つご紹介。無理なく賢く、健やかに美しくなりましょう!

①時間がないなら、まずはリカバリーウェア

「疲れを取るために、マッサージや運動などのケアをする時間も取れない」
「とにかく楽にリカバリーしたい」

そんな方にもっともオススメなのは、ここ数年で一気に話題となったリカバリーウェア。TENTIALの「BAKUNE」やワークマンの「メディヒール」の名前を耳にしたことのある方もいるのではないでしょうか。

一般医療機器であるリカバリーウェアは、磁気の配置や遠赤外線の輻射による血行促進作用によって、身体が回復できる環境を整えてくれます。入眠がスムーズになったり眠りの質が高まったりすると、日々を健やかに過ごしやすくもなるでしょう。

初期投資として1〜3万円ほどかかる場合が多いですが、「毎晩ただ着て寝るだけでケアし続けてくれる」ことを考えれば、これほど投資効率の良いアイテムは他にありません。

ちなみにワークマンの「メディヒール」は上下セットで4,000円弱とかなり手頃なので、まずはライトに試してみるのもオススメです。

②自分仕様の枕とマットレスを選ぶ

「寝ているはずなのに疲れが取れない」
「ストレートネックが辛い」

そんな方は枕やマットレスを見直すべきかもしれません。疲れが取れる良質な睡眠には、自分に合った枕の高さ・マットレスの硬さなどの物理的な土台が重要です。

枕は、入眠がスムーズになる「ヒツジのいらない枕」や睡眠の質を上げる枕「ブレインスリープ」の他、自分に合った高さに調節できるオーダーメイド枕がオススメ。

マットレスは、硬すぎても柔らかすぎても身体に負担がかかるため、力を使わずにスムーズに寝返りを打てて腰が沈み込まないものを選びましょう。体重が軽い・痩せ型の方はやや柔らかめ、体重が重い・がっしりとした体型の方はやや硬めのマットレスがオススメ。

③お風呂=自分を労わるご自愛の場

心と身体、そしてお肌をしっかりとリカバリーするには、「質の高い睡眠」が必須。特に、入眠後3時間の質が重要です。そして、質の高い睡眠をとるには「お風呂時間の工夫」が効果的。

近年、浴室はただ身体の汚れを落とす場ではなく、自分を労るご自愛の場と解釈がアップデートされ、それに伴った商品が数多く販売されています。

たとえば花王の「melt」は、日々ストレス環境にさらされている女性に向けて、休みながら美しくなれるヘアケア商品を販売。皆さんもご存知の中性重炭酸入浴剤「BARTH」は、独自技術を使って生まれる温浴効果で、疲労の回復を促してくれるのだそうです。

このように、日々を一生懸命乗り越える私たちに向けたヘアケア・ボティケア商品や入浴剤、シャワーヘッドやアロマ、音楽などを活用し、お風呂時間を豊かに過ごすことが、昂った神経をゆるめ、スムーズな入眠をサポートしてくれるでしょう。

④睡眠中の修復機能をサポートする、寝る前の土台作り

新年度で新しい出会いも増えるからこそピカピカのクリアな肌でいたい!と思うと、つい刺激が強い、攻めの美容に手が伸びてしまいますよね。

でも、特に今の時期(3〜4月)は寒暖差や花粉、環境の変化によるストレスなど、肌にとって非常に過酷な時期。攻めの成分が肌のゆらぎを助長する可能性もあり、一度荒れると治るまでに時間がかかってしまいます。

そもそも「ピカピカでクリアな肌」には、ゆらがない土台が不可欠。その土台がゆれやすい春は、攻めよりも守りに比重を置き、むしろ土台強化に集中することをオススメします。

自分の肌に合う成分をすでに知っている方で、新しいスキンケアに挑戦したいなら、より高機能なアイテムにマイナーチェンジしてみるのも良いでしょう。

自分の肌に合う成分を知らないが、すでにゆらいでしまっている方は、低刺激かつシンプルなスキンケアを心がけてみてはいかがでしょうか。低刺激・敏感肌用スキンケアとして有名な「キュレル」や「dプログラム」も◎。

ゆらぎやすい時期だからこそ、シンプルに、じっくりと、ご自身のお肌や土台を作るための生活習慣を見直してみてくださいね。

⑤お風呂後は、翌朝までデジタルデトックス

お風呂でリラックスし、スムーズに入眠できる準備を整えても、寝る直前までデジタルデバイスを触っていては努力が水の泡。SNSのチェックや動画視聴は脳を覚醒させ、睡眠ホルモン・メラトニンの分泌を妨げてしまいます。これでは心も身体も真には回復できません。

とはいえデジタルデバイス、特にスマートフォンにおけるSNSの利用は無意識の癖になりやすく、「見ないようにしよう」と思ってもつい手が伸びてしまう方もいるでしょう。

そこでオススメなのが、お風呂後にはデジタルデバイスを使えない仕組みを整えること。たとえば、

  • 1日の作業が終わった後は、パソコンをシャットダウンする(スリープモードにしておくと、すぐに作業開始できてしまうため)
  • 寝室ではなくリビングに充電器を置き、お風呂に入る前か、遅くともお風呂後にはそこで充電する
  • 普段20時にお風呂に入るなら、20時から「通知オフになるおやすみモード」が作動するよう設定する
  • 今までスマートフォンのアラームを使っていた人は、アナログのアラームを購入し、枕元に置く

このように、デジタルデバイスを再び使うには動いたり待ったりしなければならず、ハードルが少し高くなるよう工夫するだけでも、寝る前のデジタルデバイスの利用を防ぎやすくなります。

そうして作られた時間を、ストレッチや瞑想、ジャーナリングや日記といった心や身体に向き合うアクションや、後回しにしがちだった趣味にぜひ充ててみてください。

⑥ガジェットで、自分の身体データに基づき健康管理する

睡眠の質を上げる工夫をして、実際に質が高まっているのか。リラックスできるよう身体に働きかけて、本当に身体の疲れが取れているのか。

これらを数値化できれば、私たちはより自分に合った方法で自分をケアでき、自分に合った方法でケアができていれば、健やかな毎日を継続しやすくなります。

そこでオススメなのが、ヘルスケアの数値管理ができるスマートウォッチやスマートリカバリーリングです。

スマートリカバリーリングは、Apple Watchなどのスマートウォッチ(腕時計)とは異なり、指につけるリング。腕時計を着け慣れていない方や、睡眠中に時計をしたくない方からも、すでに人気を集めています。

自分の睡眠時間や深さ、その日の活動量とストレス値、心拍変動などをデータとして可視化し、体感も合わせて試行錯誤すれば、「自分にとって最適な生活習慣」が見えてくるはず。

SNSで流行っている健康法をなんとなく試すよりも、自分の身体のデータに基づいて検証する方が、最短ルートで健康や美しさを手に入れられるのではないでしょうか。

寝るほど美しく。今日から睡眠革命を始めよう

忙しい毎日の中でつい自分を後回しにしがちでも、最新のスリープテックを駆使したり夜時間を工夫することで、寝ている間に美しさを底上げできます。

その中でもっとも大切なのは、SNSのノイズを脱ぎ捨て、自分の身体のデータや本音に耳を傾ける時間を持つこと

一日を生き切った自分と向き合い抱きしめられれば、泥のように深く眠り心身の疲労をリリースできるでしょうし、それが翌朝の「なんだか肌の調子が良いかも!」「今日も頑張ろう!」というポジティブな変化へとつながるはずです。

編集部・アイ

人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

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