机の上にあるノートや電卓やキーボード

「好き」や「推し」を仕事につなげるには?趣味と仕事を結びつける方法

Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】

“好きを仕事に”という言葉が定着してから数年が経ちました。

「好きなことや趣味を仕事にできたら楽しそう」
「人生の中で仕事にかける時間は最も長いから、楽しいほうがいい」
「でも自分にできるとは思えないし、実際に仕事にしたら純粋に楽しめなくなるかも……」

そういった声を、編集部・アイは何度も聞いてきました。確かに、不安を抱えるのは当然のことでしょう。

でも、その不安や悩みとうまく付き合いながら、好きなことを仕事にし続けている人たちが大勢いるのも事実です。実は、編集部・アイもそのひとり。

そこで今回は、あなたの趣味や好きなことを仕事に活かす方法を、ワークショップを交えてご紹介します。

「趣味を仕事にすると嫌いになる」、それ本当?

花を持ち俯く女性

大好きな趣味を仕事にできたら……これは、誰もが一度は考える夢ですよね。辛い仕事を少しでも楽しくするため、「自分の趣味や好きなことを仕事にしたい」と考える人は少なくありません。

一方で、「好きなことを仕事にすると、それ自体が嫌いになる」といった声も耳にします。

仕事には、納期やクオリティの要求がつきもの。

自由に楽しんでいた趣味でも、仕事となると責任や締め切りに追われたり、その仕事以外の業務(たとえば営業や経理など)にも時間を費やす必要が出てきたりして、純粋に楽しめなくなることもあるでしょう。

ですが、安心してください。

むしろ、好きなことだからこそ長時間熱中でき、スキルアップしやすく、成果を出せたときには大きな達成感を得られる大きなメリットもあります。

趣味を仕事にする時に大切なのは、趣味と仕事のバランスを取りつつ、「好き」の気持ちを持ち続けることです。

編集部・アイの友人にも趣味の写真撮影を副業にした人がいますが、彼女は「趣味だからこそクライアントワークも楽しめている」と話してくれました。つまり、“好き”を原動力に、いかにポジティブに取り組めるか。趣味を武器にするには、その視点転換が重要です。

あなたの“趣味”にも必ず「強みやスキル」が隠れている

胸に手を当てる女性

趣味を仕事に活かすには、まず趣味に没頭して得た知識・技術・習慣、つまり強みやスキルを言語化する必要があります。

たとえば「アイドルの推し活」が趣味の人は、ライブ遠征や出演番組のリサーチ、SNSでのレポなどを通じて、情報収集・発信力やスケジュール・金銭管理能力が身についていることも多いでしょう。これらは、特に広報の仕事で強みになりそうですよね。

「料理」が趣味なら創造力や段取り力、「旅行」なら計画力やコミュニケーション力が高いかもしれません。

こうした視点で自分の趣味に向き合ってみると、得た知識や経験が活かせる仕事や、今の仕事に活かす方法が見えてくるはず。

例を見て、「自分にはそんなにたいそうな力はないよ……」と不安になる方がいるかもしれませんが、強みやスキルは必ず隠れています。次にご紹介するワークショップに取り組んでみましょう。

【ワークショップ】趣味をスキルに言語化してみよう

机に広げられたノート

あなたが趣味に没頭して得た知識や技術、習慣(=強みやスキル)を言語化し、どのような仕事に活かせるか考えていきましょう。以下のステップで進めてみてください。

  1. 趣味や好きなことを書き出す
    • 夢中になれる趣味や「推し活」をリストアップしましょう。漫画を読む、カフェ巡り、推しのライブ配信を見るなど、どんなに小さなことでもOK。
  2. その趣味でしていること・得られるものを書く
    • 趣味を楽しむ中での自分の行動や得た知識・技術、身についた習慣を書き出しましょう。たとえば趣味がカフェ巡りなら、新しい店を開拓する行動力・味や雰囲気を言葉で伝える力・SNSでの情報発信など。
  3. 強みやスキルに言い換える
    • ステップ2で書いたことを、具体的な強みやスキルに言い換えてみましょう。ここで大切なのは、「ポジティブに」言い換えることです。たとえば、行動力は「チャレンジ精神・フットワークの軽さ」、情報発信は「文章力・マーケティング力」など。
  4. 強み・スキルと仕事を結びつける
    • ステップ3で挙げた強みが活かせそうな仕事や役割を考えてみましょう。ここで大切なのは、「今の仕事では、この強みをどう発揮できるか」も併せて考えてみることです。
  5. 5年後、その趣味がどう発展していたら嬉しいかを考えてみる
    • ここまでは「今あるものをどう使うか?」を考えてきましたが、ステップ5では視野をぐっと広げて、「5年後どうなってたら嬉しいか?」を考えてみましょう。実現可能性は横に置いて、心がワクワクする未来を想像してみてください。

【番外編】推し×学び共有会で、得たものをシェアし合おう

かすみ草を持ち肩を組む女性たち

最近は、推し活をきっかけに新しいことを学び始める人たちが増えています。

もしかするとあなたも、「推しが話す韓国語を理解したくて勉強を始めた」「推しが編み物にハマっているから自分も挑戦した」という経験があるかもしれません。まさに、先ほどのワークショップでその経験や得た技術を書き出した人もいるでしょう。

そこでオススメしたいのが、仲間内で「推し×学び共有会」

これは、それぞれが推しや、推し活を通して得た“仕事に活かせる学び・スキル”、ナレッジを共有し合う場です。

推しについて語り合うことは、それ自体が大きなモチベーションアップになりますし、ナレッジを共有してもらうことでショートカットできたり、相互に刺激を与え合えたりと、ポジティブな連鎖が生まれます。

また、趣味や推し活を通してひとりで自己分析し仕事につなげていくのは、限界がありますし孤独です。

一方で、周りの人と共有し、教えたり教えられたりしながら助け合っていけば、それぞれが「仕事」につなげられる可能性が高まります。

「推し×学び共有会」のテーマ設定の例

  • 推しの言葉で学ぶ韓国語入門
  • 映画「○○」で深掘るストーリー構成術
  • アイドルのSNS運用に学ぶセルフブランディング講座

「推し×学び共有会」運営のコツ

  • オフラインで集まれない場合は、ZoomやGoogle Meetなどのオンラインツールを使用。時間は60分以内が理想。
  • 参加人数は、多くても6人程度(発言のしやすさと安心感担保のため)
  • テーマは毎月変えると飽きにくい。時事ネタや季節テーマもOK。

「好き」を武器に、仕事をもっと楽しもう

マグカップを片手にパソコンを触る女性

趣味はきっと、あなたが人生で「好き」「楽しい」を感じられる最も純度の高い瞬間です。

そして今回ご紹介したように、趣味を通じて何を得ているか?という視点があれば、あなたの仕事の武器にも十分なり得ます。

もしもあなたが、

「好きなことや趣味を仕事にできたら楽しそう」
「人生の中で仕事にかける時間は最も長いから、楽しいほうがいい」
「好きなことでお金を稼ぎ、さらに充実した生活を送りたい」

と思うなら、まずは強み・スキルの言語化から始めてみてください。

さて次回は、朝からSNSを見て疲れてない?【早寝早起き×朝スマホ断ち】で自分の人生を取り戻そうをお届けします!(※8/11(月) 8時に公開予定)

編集部・アイ

人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

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