シチュエーションごとに違う顔を見せられる、モデルの仕事が大好き【大槻アイリ】

ファッション誌「Ｓ Ｃａｗａｉｉ！」から、「週刊プレイボーイ」をはじめとする青年誌まで、様々な媒体で注目を集めている大槻アイリさん。

カメラマンが思い描く世界観を瞬時に汲み取り、真っ直ぐにレンズを見つめる彼女が今回の撮影に要した時間は、わずか５分足らず。

どの１枚をとっても完璧な表情で、雑誌にとどまらず活躍の場がどんどん広がっていることに納得。

あっという間に撮影終了で、インタビューのスタートとなりました。

───２０２３年はグラビアでも注目を集めた１年でしたね。

ありがとうございます。ソロで撮影していただけるようになって、より一層グラビアの撮影を楽しいと感じるようになりました。

スタッフのみなさんが気を遣って“緊張したり恥ずかしかったりする？”と聞いてくださるのですが、私としてはとにかく楽しいばかりです。

─── もともとグラビアモデル志望だったのですか？

この世界に入ったきっかけは、小学２年生のときにスカウトしていただいたことなのですが、そのころから洋服が大好きでモデルになることが夢でした。

当時はまだ小さかったので、バラエティ番組や商品カタログなどでキッズタレントのお仕事をさせていただいていたのですが、モデルの仕事をさせていただくようになってからは、“どうすればこの洋服の魅力を最大限引き出せるだろう？”といった研究も楽しくて、さらにファッションが好きになりました。

─── ファッションモデルもグラビアモデルもスタイルキープが大切ですよね。

体型維持にはすごく気を遣っていて、筋トレはほぼ毎日欠かしません。

学生時代は陸上部でハードル走の選手でしたので、身体を動かすこと自体は好きで、色々と試してみた結果、一番効果が出たのは“腹筋ローラー”でした。

膝を浮かせた状態だと大変なので、最初のうちは膝を床につけたまま５回、10回と回数を増やしていって、１週間から２週間ほど経った時には結構腹筋がついていたんです。

短期間で結果が出ると、うれしくて続けたくなりますよね。

─── 結果が出やすいエクササイズに関しては読者も知りたいと思います。

筋膜ローラーもおすすめです。

私は、脚をスッキリさせたいと思って始めたのですが、最初、筋肉が凝り固まっていたからかすごく痛くて…。でも、続けているうちに“痛い”が“気持ち良い”に変わって、すっかりむくみがとれました。

私が使っているのは３００円ショップのものです。高いものを買う必要はないので、気軽に試してみてほしいです。

─── 今後はモデル業以外にも力を入れていきたいそうですね。

はい。憧れは、ファッション誌でもバラエティでもドラマでも活躍されている生見愛瑠さんです。

でも、これまでにいただいた演技のお仕事を振り返っても、まだまだ表現の力が足りていないという自覚があるので、今は日々、いろんな作品を観ながら勉強しています。

最近、重点的に研究をしているのは“発声”です。たとえば、ヒール役を演じるにしても、声で威圧感を出せるかどうかで、観る人の印象が変わってくると思うので。

─── モデルとしては、ガールズアワードにも出演予定とのことで、ショーモデルとしてのご活躍も期待しています。

ガールズアワードのお話をいただいたときは本当にうれしかったです。プレッシャーも大きいですが、憧れの先輩方と同じステージに立てる貴重な機会なので、堂々と歩きたいと思っています。

─── グラビアでは、今年はどんなことを実現していきたいですか？

古民家や田舎での撮影に興味があります。シチュエーションによって自然と自分の表情が変わってくることを実感しているので、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいです。

─── 最後に、プライベートについても伺いたいのですが、ハンダゴテで絵を描くのがお好きと聞いたのですが、制作を始めたきっかけは何だったのでしょう？

私は絵を描くことが趣味なのですが、コロナ禍で、人と会ったり大好きな食べ歩きを楽しんだりが難しくなったとき、百均でハンダゴテとコルクを買ってきて、コルクにハンダゴテで絵を描くようになりました。

大好きなアニメ、「ワンピース」のキャラクターなどを描いているのですが、描き続けているうちに上達してきたので、今後は自分の趣味を活かしたお仕事もできたらうれしいです。