パソコンを使っている女性

ワーク・ライフ・バランスって、私に必要?“幸せな働き方”を見つけるためのヒント

Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】

「忙しすぎてバランスなんて取れない……」
「バリバリ働くのも悪くないけど、でも最近なんか疲れてるかも……」
「将来結婚や出産を経験するかもわからないし、かといって仕事に打ち込むのもなぁ……」

そんな風に、仕事とプライベートの両立や今後の働き方にモヤモヤすること、ありますよね。

ワーク・ライフ・バランスという言葉が使われるようになってからだいぶ月日が経ちますが、昨今は「そもそもバランスを取る必要・仕事と生活を分ける必要はあるのか?」という問いも出てきているようです。

そこで今回は、誤解されやすいワーク・ライフ・バランスの本質から、バランスを取らないという選択肢まで、あらゆる角度からお伝えします!

勘違いされやすい!ワーク・ライフ・バランスの本質って?

パソコンとバッグ

ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活の調和」を意味する考え方。

日本では、1990年代以降に長時間労働の是正や少子化対策の一環として推進されてきました。昨今は男性の育休促進や在宅勤務の導入など、多様な働き方を支援する流れの中でも注目されています。

一方で、たとえば「プライベートを重視したい」という理想があっても、職場環境や家庭の事情により実現にまでは至っていない人も少なくはないでしょう。

勘違いされやすいのですが、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)とは、“時間の分配”ではなく“人生の納得度”のこと。

つまり「何時間働くか」や「仕事とプライベートをきっちり半分に分けられているか」ではなく、「自分が幸せを感じられるバランスか」「どれだけ充実しているか」が本質です。

時間を半分ずつに分けていても、どちらも中途半端で不満があるなら、その人にとって良いバランスとは言えませんよね。

本質を改めて捉えてみると、ワーク・ライフ・バランスを求めるのは悪ではないが、実現はなかなか難しいものだ、ということがわかります。

ワーク・ライフ・バランスを取るメリットは「好循環」

海を見つめている女性

ワーク・ライフ・バランスを意識することには、さまざまなメリットがあります。

まず個人にとっては、心と体の健康を保ちやすくなる点。休息が取れることでストレスが軽減され、燃え尽き(バーンアウト)を防ぐ効果があります。

また、家族や趣味の時間を確保できることで人生の満足度が高まり、「明日の仕事も頑張ろう」と思える原動力にもなるでしょう。

プライベートの充実が仕事の原動力となり、仕事がうまくいくと私生活に余裕ができてさらに充実する……というような好循環を期待できるのです。

一方で、企業にとってもメリットがあります。

転職先を選ぶ際にワーク・ライフ・バランスを重視する人は多いため、従業員の離職防止や人材確保に繋がるでしょう。上記の「好循環」により、従業員のパフォーマンスの向上も期待できます。

つまりワーク・ライフ・バランスは、個人と企業の両方にとって“持続可能な働き方の鍵”と言えるのです。

バランスを取らない生き方にもメリットがある!?

パソコンを使っている女性

一方で、あえてワーク・ライフ・バランスを度外視する生き方にもメリットがあります。

たとえば、「今は仕事に全集中したい」「若いうちはとにかく成長したい」と考える人にとっては、仕事にのめり込むことが充実感に直結したり、早期のキャリアアップに繋がったりもします。

また、仕事が趣味の人・働くことが好きな人も少数ながら存在します。そのような人も、仕事と私生活を分けて無理にバランスを取るのではなく思い切り打ち込んだ方が、自分にとって理想の人生を掴み取りやすくなるでしょう。

今この記事を読んでくれているあなたが、「自分はもっと頑張りたいタイプだ!」と気づいたのなら、その気持ちを抑えて無理に休む必要はありません。

そもそもワーク・ライフ・バランスとは、幸せに生きるためのもの。あなたが心から納得して、幸せに生きるために必要なのは、誰かや何かの基準に無理に合わせることではなく、あなたが望むバランスを基準に選ぶことです。

デメリットを最小限にしたいなら「最適なバランス」を見つけよう

ベッドとパソコン

ワーク・ライフ・バランスは多くの人にとって理想的な働き方の一つですが、決して万能ではありません。

その一つが「キャリアのスピード感」とのトレードオフ

たとえば、プライベートの時間を重視して仕事の時間を減らせば、その分スキルアップや評価の機会が減り、それがキャリアの停滞や収入源にも繋がる──という現実は、確かに存在します。

また、「ワーク・ライフ・バランスを重視している」と声を上げると「やる気がないと思われるのでは?」「周囲が残業しているのに自分だけ先に帰るのは気まずい」と感じる方も多いでしょう。

こうした職場の同調圧力は、日本特有のワーク・ライフ・バランス推進の壁でもあります。

上記のようなデメリットを最小限にするには、自分にとっての最適なバランスを追求することが効果的。ベストなバランスを見つけ、納得感と充実感を持って生きることができれば、デメリットは目に入らないものです。

あなたが幸せを感じるバランスが正解

両手を広げている女性

「ワーク・ライフ・バランスって、私に必要?」という問いへの答えは、「あなたがどう生きたいか次第」です。

人によって、今の状況や価値観、目指す幸せの形は違います。家庭を大切にしたい人、仕事に情熱を注ぎたい人、両方をバランスよく叶えたい人。それぞれにとって“ちょうどいい”働き方があるはず。

判断に迷うなら、ご自身に問いかけてみてください。

  • 週末も仕事のことで頭がいっぱい?それで疲れる?
  • 人生で大切にしたいもの(家族・趣味・友人など)にかける時間が足りないと感じる?
  • 最近、疲れが取れず心や身体に違和感を感じている?

YESが多ければ、ワーク・ライフ・バランスを見直すタイミングがきているのかもしれません。逆にNOが多いなら、今の働き方で納得している証拠だと言えます。どのような選択、どのようなバランスであっても、あなたが幸せならそれが正解なのです。

幸せだと感じる「ワーク・ライフ・バランス」を自分で選ぼう

紙をとっている女性

幸せに生き、働くために大切なのは、「私はこの生き方で幸せだ」と納得できる選択をし続けること

仕事一筋でも、プライベート重視でも、自分が選んだ働き方に誇りを持てるなら、それがあなたにとっての“正解”です。

もし今、少しでも違和感や疲れを感じているなら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。「私は何を大事にしたいのか?」「どんな日常が心地よいのか?」と。

また、今週末に自分のための時間を作り、これからの働き方をじっくり考えてみましょう!

さて次回は、『お金だけじゃない!人生の資産運用』をお届けします!(※7/21(月) 8時に公開予定)

編集部・アイ

人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

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