
「何を捨てるか」から始めない断捨離・準備編。“5領域”で理想の自分に近づこう
Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】
年末まで約3ヶ月となり、そろそろ「断捨離」や「年末の大掃除」が視野に入ってくる季節。
- 毎年、「スッキリしたいからたくさん捨てよう!」と意気込むものの、捨てるかどうかを決めきれずに部屋が散らかってしまう
- 始めると止まらなくなって夜中まで時間を費やしてしまい、翌日に支障をきたしてしまう
誰もが、このような経験があるでしょう。
そこで今回と次回を通してご紹介するのは、「何を捨てるか」から始めない断捨離。
不要なものをただ捨てるのではなく、この3ヶ月で「理想のために必要なものを選び取り、理想から離れるものを手放せる自分」へと、成長していきましょう!
理想の自分から、まずは「所有・行動・情報・環境・関係」の5領域を言語化しよう

断捨離は「何を捨てるか」から始めると、実は迷いやすいもの。捨てるかどうかを決めきれないものが多すぎる、という方も少なくはないでしょう。
そんな方にオススメなのが、「どんな自分としてこれからを生きていきたいか」という理想の自分を決めて、その自分に役立つもの以外を手放すこと。
理想の自分像が明確でない方はまず、以下の記事にある『5年後の「理想の自分」は?』という章を読みながら言語化してみてくださいね。
理想の自分像が明確な方は、それを下記の5つの領域に分けて言語化していきましょう。ノート1ページを縦に5分割し、各領域に対して書き出します。
【領域①】所有(モノ)
- 「理想の私」が持っているモノの基準を決める。たとえば、洋服はサイズも素材も自分好みの“少数精鋭”のみ・読みたい本は電子に統合し紙は厳選する、など。
- 逆に、「理想の私」が持っていないモノも定義する。たとえば、“いつか痩せたら”と思いながらハンガーにかけるだけの服、傷がついた靴、用途が重なる調理器具、など。
【領域②】行動(コト・習慣・予定など)
- 「理想の私」がしている1週間の行動を決める。たとえば、平日朝は20分の語学・土曜午前は掃除と買い出しと作り置き・日曜午後はジム、など。
- 逆に、理想の私がしていない行動も決める。たとえば、スマホの無目的なスクロール・惰性の飲み会・毎晩外食、など。
【領域③】情報(インプットの質と量)
- 「理想の私」を基準に、通知のON/OFF設定やSNSのフォロー方針、定期チェックするニュース源を決めます。たとえば、スマホは通知を最小限・フォロー基準は“ポジティブか”・写真はクラウドに保存、など。
- また、日常のノイズを減らして目の前のことに集中するために、デジタルデトックスを行う日を週1で設定するのもオススメ。
【領域④】環境(家空間・ツール・動線)
- 「理想の私」が住んでいるであろう家を明確にします。たとえば、本棚にはお気に入りの本のみ置く・デスクの上はいつもノートPCのみがあり、その横に筆記用具などを入れる棚がある・寝室には充電コードがなく、光と香りを楽しむこともできる空間、など。
- 逆に、「理想の私」が嫌うであろう家も定義します。たとえば、全く気に入っていない家具がある・生活動線に邪魔なモノが多い・水回りが汚れている、など。
【領域⑤】関係(人間関係・コミュニティ)
- 「理想の私」が大切にしている関係性を言語化します。たとえば、話すとエネルギーが増える関係性・成長を喜び合える関係性、など。
- 逆に、距離を置く関係の基準も設定します。たとえば、攻撃的・搾取的・比較されるといった“自分の尊厳が削られる関係”は断つ、など。
【最後に】現状とのギャップを可視化しよう
理想の自分が持っているであろうモノ、行っている習慣、取り入れている情報、住んでいる環境、大切にしている関係性を明確にした後は、「現状はどうか?」も書き出します。
これを行う目的は、理想の自分とのギャップを可視化し、断捨離すべきものを浮かび上がらせるためです。浮き上がってきたら、次のステップへと進みましょう!
断捨離前の心得:【小さく・短く・基準で決める】

「始めると止まらなくなって、夜中まで何時間も断捨離や掃除をしてしまう……」という方も多いと思います。
しかし今回の断捨離で大事なのは、たくさんのものを一気に捨てることではなく、理想の自分にとって役立つのかをしっかりと見極めて不要なものを確実に捨てることと、それを継続していくこと。
そこでオススメなのが、以下のステップに則った断捨離です。
- 小さく始める
- 短く区切る
- 基準で決める
たとえば、
- “キッチンの一段だけ”など、小さい面積から(小さく始める)
- 15分タイマーを使い、決めた分数だけやる(短く区切る)
- その際、「理想の私」に役立つものだけを残す(基準で決める)
このように進めてみてください。
この3ステップで最も重要なのは、3ステップ目の「理想の私に役立つか?」という判断基準。要る・要らないの感覚だと断捨離が進まないことも多いですが、「理想の私」を基準にすると、手放すべきものは浮かび上がってきます。
また、着手する前に「手放す基準」を設けるのもオススメ。
手放す基準例:
- 服
- 【自分好みのサイズ・自分好みの素材・出番が多い】のうち、2つ未満なら手放す
- 書類
- 【法定保管・手続き必要・参照頻度】のどれも当てはまらない場合は、データ化または破棄
- アプリ
- 【週1回以上起動】しないなら、隔離フォルダに入れる→2週間起動しないなら削除
目の前にある“捨てなかった”もの、実は足枷になっているかも

今回は、「理想のために必要なものを選び取り、理想から離れるものを手放せる自分」へと成長するために必要な、5領域の言語化と断捨離前の心得についてご紹介しました。
例年、9月後半から断捨離や大掃除を少しずつ進めていく方は、ぜひこの機会に「5領域の言語化」から取り組んでいただければと思います。
それにより、思い切って捨てようと意気込んでいたものが「実はこれからの自分に必要なものだった」、残すつもりのものが「実は足枷になっていた」と気づくかもしれません。
さて次回は、『「何を捨てるか」から始めない断捨離・実践編』をお届けします!(※9/22(月) 8時に公開予定)
編集部・アイ
人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

