「歯磨き粉」を変えて口腔内環境を整える。口腔内フローラを整える新発想のオーラルケア

市場に数千種類とある「歯磨き粉」。

でも、間違った選び方をすると歯の状態をかえって悪化させて、口内トラブルを招く原因になってしまうこともあるのです。

今回は、歯科医師として30年以上、オーラルケアと向き合ってきた経験から、“自信を持ってお薦めできる”オリジナルの歯磨き粉を開発された、奥原先生にお話を伺いました。

お話を伺ったのは
奥原歯科医院　院長　奥原利樹先生

井上　まず、どういったきっかけでオリジナルの歯磨き粉を作ろうと思われたのですか？

奥原　僕は30年以上歯科医師として、たくさんの歯磨き粉を見てきました。でも、どれも満足できず、薦められるものがなかった。ならば自分で作ろうと、製薬会社の方に手伝っていただき開発することにしたんです。

井上　どんな点にこだわりましたか？

奥原　ひとつめは安全面。市販の多くの歯磨き粉に使われている“ラウリル硫酸ナトリウム”を排除しました。これは歯磨き粉の泡立ちをよくする発泡剤なのですが、油分を落とす力が強いので食器用洗剤などにも使われている成分なんです。

井上　そう聞くとちょっと怖いですね。汚れが落ちるのは魅力的ですが、体には良くなさそう…。

奥原　そうですよね。洗浄力の強い洗剤で手が荒れてしまう人もいるかと思いますが、粘膜で覆われた口の中はそれ以上にデリケートな場所。油分の取りすぎは口腔内を荒らしてしまうだけでなく、味を感じる“味蕾”を攻撃する可能性も指摘されています。実際、歯磨きした後に食べたり飲んだりすると、美味しくないと感じることはないですか？

井上　あります！ でもミント味のせいだと思っていました。

奥原　いいえ、それが“ラウリル硫酸ナトリウム”の影響なんです。生まれた時は1万個あると言われている“味蕾”は、年齢とともに減少していき、40代では３千個に。そこへ毎日の歯磨きでさらにダメージを与えていたら？ 切ない末路しか待っていないのです。

井上　でも、その洗浄物質がなくても汚れは落とせるのでしょうか？

奥原　はい。この歯磨き粉は「医薬部外品」として認可されています。着色物を取り除き、歯の表面をコーティングする“ポリリン酸ナトリウム”が配合されているので、歯の表面がツルツルになって歯垢がつきにくくなります。さらに、抗菌作用のある“イソプロピルメチルフェノール”と、抗炎症作用のある“グリチルリチン酸ジカリウム”を配合しているので、歯肉炎や歯周病の予防にも役立ちます。

井上　私が使っている歯磨き粉にも“歯を白くする”と書いてあるのですが、それは有効成分ではないのでしょうか？

奥原　「医薬部外品」の記載がなければ、その歯磨き粉は化粧品扱いになります。歯を白くする、虫歯を防ぐなどの基本的な成分はありますが、有効成分は入っていないので効果はあまり期待できませんね。

井上　知りませんでした…。今まで味や価格重視で選んでいました。

奥原　そういう方も多いかもしれませんね。でも、きちんと成分表記を見て選ばないと、人工甘味料の“サッカリン”など、発がん性を問題視されている成分を使っている製品も少なくありません。

井上　ちょっと怖いですね…。

奥原　そうですよね。なので、この歯磨き粉には、サッカリンの代わりに植物性由来の“キシリトール”とハーブの“ステビア”を代用。体に優しい甘味料を使っています。

井上　内容量が少ないように感じますが？

奥原　それは、、保存料を考慮してのことです。歯磨き粉は湿気のこもる洗面所に保管するので、保存料ゼロではどうしてもカビてしまいます。でも保存料はできるだけ使いたくないので、1ヶ月で使い切れるサイズにして保存料を最小限に抑えました。

井上　徹底的にこだわって作られたのですね。パッケージも素敵です。

奥原　そこにもこだわりました。おしゃれな洗面台に「歯槽膿漏予防」とか「炭」とか大きく描かれた歯磨き粉は置きたくないですよね（笑）。

井上　確かに。かわいいパッケージだと歯磨きタイムも楽しくなりそうです。

奥原　歯磨きは毎日のことなので、楽しく効果的に続けられるのが一番。そのお手伝いができたら嬉しいですね。

井上　ありがとうございます。「Dr.Tan’s Sunshine dental paste」、私も早速使ってみたいと思います。

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販売元／（株）光志会
☎04-2921-1036
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取材協力／医療法人社団 光志会
奥原歯科医院　
埼玉県所沢市小手指町1-30-10
https://koushikai17.or.jp