ほんのちょっとでも効果抜群。免疫力を上げる温活【整える習慣】

心身ともに“整える”こと。美と健康への尽きない悩みにちょっと試してみたくなる、不定期連載コラムです。

今年も残り2ヶ月。季節の変わり目、体調は崩していませんか？

さて、今年の冬はインフルエンザが流行る可能性があるとのこと。新型コロナの感染対策で昨年、一昨年とインフルエンザが減少し、人々のウイルスへの抵抗力が落ちているためです。

インフルエンザの感染状況を予測する際に参考になるのが、南半球で日本とは季節が真逆のオーストラリアの冬の状況。オーストラリアでは、今年の冬、Ａ型インフルエンザが流行しました。

そこで、必要なのは免疫力の強化。どんな予防対策よりも、身体を守ってくれるのは、自分自身の免疫です。免疫力を上げるために特におすすめしたいのは、“温活”です。

免疫細胞は、温度が高いと活発化する性質を持っています。免疫細胞が正常に働く体温は、36・５度。そこから体温が1度上がると最大5倍〜6倍（！）も免疫力が上がります。

逆に1℃下がると免疫力が30％下がるといわれています。最近は平熱が35度台の低体温の人も増えているようですが、体温は上げておきたいものですね。

簡単にできる温活を、少し紹介します。入浴は、シャワーだけで済ませず、しっかり湯船に浸かりましょう。38〜40度のぬるめのお湯に、毎日ゆっくり浸かることが大切です。

そして、短時間で良いので、筋トレを。熱生産の60％は、筋肉によるものなので、筋肉が少ないと体が冷えてしまいます。筋肉の7割は下半身に集中してるので、スクワットなど、下半身中心の筋トレを取り入れ、筋肉量を増やしましょう。

食生活では、冷たい飲み物や食べ物は避けて、できるだけ温かいものを。バランスの良い食事を心がけ、ショウガなど身体を温める食材を積極的に取り入れましょう。

また、白砂糖は身体を冷やす原因になるため、お菓子はできるだけ控えて。おやつは、タンパク質が補給できるナッツ類がおすすめです。

万病の元“冷え”を撃退すれば、免疫力も上がるうえに、食欲がない、疲れやすいなどの“ちょっとした不調”も改善されます。

イイコト尽くしなので、“温活”、意識してみませんか？

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