旅行から始めるこれからの終活。「ハウスボートクラブ」の終活サービス

親の終活は気になるけれど、なかなか言い出しにくいもの。

そこで、旅行をきっかけにしてみるのは…?

葬送・終活に特化した「えんの旅」で、新しいお別れのカタチを考えてみませんか。

お話を伺ったのは
(株)ハウスボートクラブ 代表取締役社長 赤羽真聡

楽天(株)(現:楽天グループ(株))、(株)楽天野球団を経て、2018年に(株)鎌倉新書に入社。新規事業サービスでアライアンスなどを担当後、子会社である(株)ハウスボートクラブに出向。2年目には黒字化を実現し、3年目には取締役副社長として、コロナ禍において最高益という事業再生に成功。2022年代表取締役社長COO、2023年2月より現職。

家族との絆を深める旅行を通して、気が重くなりがちな終活を楽しくポジティブなものへ

赤羽 ご両親と終活についてお話しされたことはありますか?

逢川 考えた方がいいなと思いつつ、どうしても切り出しにくいというか目を背けたいというか…。

小林 言い出しにくいですよね。それに両親もまだまだ元気ですし、まだ大丈夫だろうと先延ばしにしているところはあります。

赤羽 そうですよね、終活はデリケートな問題なので勧め方に迷うのも当然だと思います。

逢川 最近はテレビなどでもよく取り上げられているので、両親も意識はしていると思うんです。でも本人たち自身もまだそれをするには早いと思ってそうな感じで。

小林 うちも「エンディングノートつけなきゃ」なんて言っていましたけど、書いているところは見たことないですね。

赤羽 終活=エンディングノートを書くことだと思ってらっしゃる方は多いみたいですね。確かにお金のことや交友関係、どんな葬儀を望むかなどを書き残しておいてもらうことは、いざという時にとても役立つと思います。でもそれを書くときの気持ちを思うとどうでしょう? やはり悲しい気持ちになるのではないでしょうか。そこで私たちは、もっと気持ちに寄り添った人生の思い出作りを通して終活ができたらと思い、立ち上げたのが「えんの旅」です。

逢川 ほかの旅行会社とは何が違うのですか?

赤羽 私たちの会社「ハウスボートクラブ」は、海洋散骨を主軸とし、故人を偲ぶ会やお別れの会などのプロデュースをしている会社です。ですので、大切な人とのお別れを一生の思い出にするための旅行をコーディネートするということに関してはプロフェッショナルなんです。そのプロたちがご家族に寄り添い、提案していく旅行サービスが「えんの旅」です。お客様のやりたいこと、叶えたい夢などを実現するお手伝いをするのが私たちの仕事ですので、プランはすべてオーダーメイド。唯一無二のプランをコーディネートさせていただきます。

逢川 漠然と「両親の思い出の場所を巡ってみたい」という想いしか浮かばなかったのですが、そんなプランも組めるのでしょうか?

赤羽 もちろんです。そこが私たちの腕の見せ所。丁寧なヒアリングをさせていただき、コンセプト作りから旅行プラン、スケジュールなど、いろいろなご提案をさせていただきます。例えば、ご両親がデートした場所を巡るだけでなく、ディナーはお父様がお母様にプロポーズしたときの当時のメニューを出してもらえないか交渉をしたり。そこで家族からの手紙をサプライズで仕込むのも素敵だと思いませんか?

小林 なんだか結婚式のプランナーさんを思い出しました。

“叶えたい”から作る完全オーダーメイドの旅をプロデュース

赤羽 そうおっしゃられる方も多いですね。実際に、当社のコーディネーターはウェディングプランナーの経験者も多いので、どうしたら相手に喜んでいただけるか、ご自身では思いつかないような企画をお手伝いするのが得意なんです。

逢川 実際に「えんの旅」での旅行を計画される方は、どんな内容を希望されているんですか?

赤羽 そうですね、例えばお子様からは早くにお父様を亡くされたお母様に旅行をプレゼントしたいというリクエストがありました。お母様はお父様と一緒に旅行するのが趣味だったそうなのですが、お父様がいなくなってしまってからは寂しくて旅行に行く気も起きなかったらしいんです。でも娘様にお子様ができて、お母様とお孫様がお話ししてるとき、ふと「孫ちゃんと一緒に旅行してみたいわ」と言ってるのが聞こえたそうなんですね。そこから3世代旅行をと思い立ち、私たちにご相談くださいました。

小林 素敵なお話ですね。どこへ行かれたんですか?

赤羽 今はプランニング段階で、実際の旅行はこれからなのですが、お父様との思い出の場所巡りを提案しています。ここからはまだお客様には内緒なのですが、旅行先で家族写真を撮っていただき、お渡しにするときに写真の中にお父様の似顔絵を描いて添えようかと。

逢川 旅行にコーディネーターさんは同行されるんですか?

赤羽 はい、ご一緒させていただき、写真やビデオ撮影のお手伝いをさせていただきます。それらを旅行後は当社で保管しておき、お別れのときにはもちろんですが、何十年も先に妹や弟、さらには甥っ子、姪っ子さまが結婚されるときにサプライズで流すことも可能です。

小林 結婚式で他界した両親からのビデオが流れるなんて…、想像しただけでも泣きそうです。

逢川 旅行中だけでなく、その先の未来にも繋がっていてくれる安心感が嬉しいですね。それに思い出の場所を一緒に巡れば自然と生い立ちの話も聞けそうですし、最後はどこで迎えたい? なんて自然と終活の話ができそうです。

小林 確かにそうですね。綺麗な海を見ながらこんな海で眠るのもいいなーなんて話しにもなるかも。そのときは海洋散骨の相談にも乗っていただけるんですよね?

赤羽 もちろんです。実際に、旅行中に見つけた美しい海が忘れられなくて、そこに散骨して欲しいという方も多いです。「えんの旅」にはオーダーメイドの旅のほかに、実際に納骨堂などの埋葬先を見て回るバスツアーや、海洋散骨を体験できるセミナーつきのツアーもあります。思い出の海に散骨して欲しいけれど、実際はどんなものか知りたいというご本人様からのお問い合わせも多いですよ。

旅行を通して、親の知らなかった一面や本音を知る機会に

逢川 たしかに興味はありますが、わからないことだらけなので体験できるのは心強いです。海洋散骨の魅力はなんですか?

赤羽 最後まで自分の手で送り出してあげられることではないでしょうか。散骨するにはお骨をパウダー状に粉末化しなくてはいけないのですが、その際もご家族に立ち会っていただけますので、旅立ちの準備から最後の瞬間までずっと側にいられる点も散骨の良さだと思います。

小林 それは嬉しいですね。散骨をする際に、お骨の一部をアクセサリーなどにして手元に残すことはできるんですか?

赤羽 もちろんです。ペンダントトップにしたり、パールやダイヤモンドに加工したり。お好きな形で手元供養される方も多いです。

小林 そう、私も身につけられるアクセサリーにできないかと思ったことがあるんです。

逢川 お別れしてもずっと側にいられるって嬉しいですね。海洋散骨は、希望の場所でできるものなのでしょうか?

赤羽 当社では全国75ヶ所と、ハワイでの海洋散骨も可能です。ご希望があれば何ヶ所かに分けての散骨も可能ですし、「えんの旅」では移動から現地でのご宿泊までをトータルでサポートさせていただきます。

逢川 もし海洋散骨をしたら、一周忌や七回忌などの法要はまたその海に会いに行くための旅行を計画するのもいいですね。

赤羽 はい。メモリアルクルーズ(お参りのクルーズ)を旅行プランにされる方も多いです。

小林 そんなプランもあるんですね。お墓に入ってもらって毎年お墓参りに行ったり、法事で親戚一同と顔を合わせたりという、今までの法事の良さもあると思いますが、最近では「墓じまい」という言葉も聞くようになりましたし…、これからの時代に選択肢が増えることはとても良いことですね。

赤羽 そうですね。私たちも、“これが良い”ということはないんです。あくまでご本人やご家族の希望に寄り添うことと、様々な選択肢をご提案させていただくことが大切だと思っています。

逢川 終活というと、どうしてもネガティブなイメージになってしまいがちですが、思い出作りの旅行なら楽しく計画できますし、何より家族の絆が深まるのがいいですね。

赤羽 それこそが私たちの希望です。親の終活に子供が参加する場合、一番大事なのは会話だと思っています。旅行は自分やご家族の知らなかった部分を知る大切なコミュニケーションになるのではないでしょうか。それを通して家族全員で終活を考えるきっかけになれたら嬉しいですね。

その場だけでなく、未来へと繋がるサービスも魅力

小林 終活は気が重いと思っていましたがなんだか楽しみになってきました。両親とのお別れが楽しみになっているわけではないですよ(笑)。

赤羽 それはとても嬉しいです。私たちは、終活を悲しいものと捉えてほしくありません。残された人生を楽しむための方法として考えていただけたら嬉しいですし、亡くなってからもずっと大切な人たちの心に残り続けるような思い出作りを私たちがお手伝いできればと思っています。

大切な人との「お別れ」のときをお手伝い。思い出作りの旅から散骨、お別れ会、墓じまいまでをフルサポート

「ハウスボートクラブ」は、海洋散骨「ブルーオーシャンセレモニー」を主軸に、思い出作りの旅をオーダーメイドでプロデュースする「えんの旅」、お別れ会や偲ぶ会のお手伝いをしてくれる「Story」。

そして、墓じまいから遺品整理までをトータルコーディネートするサービス「お墓の引っ越し&墓じまいくん」の4つの業態でお別れのときをフルサポート。

「従来の価値観にとらわれない自由な葬送の選択肢を世の中に提供する」を企業理念とし、大切な人とのお別れの時を記憶に残る時間にすることはもちろん、故人を送る方の想いに寄り添い、残された方が少しでも明るく生きられるようサポートしてくれます。

考えたくはないけれど、いつか必ず来てしまう「その日」のために、今からできることを考えてみませんか?

えんの旅
https://en-no-tabi.jp

お別れ会事業
https://e-stories.jp 

海洋散骨事業
https://blueoceanceremony.jp

墓じまいサポート
https://ohakahikkoshi.jp

(株)ハウスボートクラブ
☎03-6659-9801
https://hbclub.co.jp

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