
結婚すれば幸せ?「結婚の有無」よりもむしろ重要なこと
Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】
かつては“結婚してこそ大人”という風潮がありましたが、時代が変わり「結婚は選択肢のひとつ」と捉えたり、「自分で自分を幸せにできるから敢えて結婚しない」という選択をする女性が増えてきています。
一方で、今もなお周りからの圧力に苦しんでいたり、「結婚しなければ幸せになれないのでは?」「結婚すれば幸せになれるはずなのに」と考える女性も多いことでしょう。
そこで今回は、「結婚すれば幸せになれる」と考えた先の可能性や、結婚の有無よりもむしろ重要な「幸せになるための考え方」をお届けします!
「結婚すれば幸せになれる」って、本当?
誰かと一緒にいたいのか、誰かに選ばれたいのか?

以前、結婚に焦る主な5つの理由や、結婚したい「本当の理由」に迫る記事をお届けしました。
上記の記事でも触れたように、結婚への焦りを感じる背景に「早くしなきゃ取り残される」「周りが結婚していて羨ましい」という気持ちがある人も、きっといますよね。
そこで注意したいのは、「誰かと一緒にいたい」のか「誰かに(結婚相手として)選ばれたい」のかを見極めること。この2つは、似ているようでまったく異なります。
“誰かといたい”とは、特定の相手と人生を分かち合いたいという純粋な思い。その背景には、相手への尊敬や愛情、共に人生を豊かにしたい、という前向きな欲求があります。
一方で“誰かに選ばれたい”は、自分の価値を他者からの承認によって確かめたいという心理が働いていることが少なくありません。
“結婚=幸せ”が、「こんなはずじゃなかった」に繋がることも

「結婚していない自分はダメな人間」「誰にも選んでもらえないなんて恥ずかしい」のように不安や世間体が動機になっていたり、自分の価値を周りや相手に委ねた状態で結婚すると、どうなるのでしょうか?
可能性のひとつとして、相手選びを間違える・相手に過度な期待をしてしまう、などが挙げられます。
少し厳しい言葉になりますが、「結婚すれば幸せになれるはず、幸せにしてもらえるはず」という依存的な考えでは、いざ結婚生活が始まったときにギャップに苦しむこともあるのです。
「結婚をするかどうか」よりもむしろ重要なこと

皆さんもご存知の通り、結婚は人生のゴールではありません。
入籍した瞬間がハッピーエンド……ではなく、むしろそこから「結婚生活」という新たな日常がスタートします。結婚はあくまでも数ある選択肢の一つであり、その後も人生は続いていくのです。
そう考えると、結婚をするかどうかよりもむしろ重要なのは
- 自分が幸せを感じられるか
- 自分が望む生き方を選択できるか
- 相手と対等な関係を結びながらも、自分の価値観を大切にできるか
- どんな人となら、自分らしく生きられるか
ではないでしょうか?幸せになりたくて結婚したのに、自分が望むものも選べず、肩身の狭い思いをし続けるのは本末転倒ですよね。
結婚相手は「幸せを提供してくれる人」ではないことを理解し、まずは自分ひとりで機嫌よく楽しく生きる力を持つことが、健全な結婚生活の土台となります。
そして、自分ひとりで機嫌よく楽しく生きる力を手にいれるには
- 何を「幸せ」とするか
- 自分が何を望んでいるか
- 自分はどんな価値観を持っているか、どんな価値観を大切にしたいか
- どうしたら相手と対等な関係を築き続けられるか
- 自分らしく生きていると実感するには何が必要か
などが明確である必要もあります。記事後半には【ワークショップ】もありますので、ぜひトライしてみてください。
そうやって自分ひとりでもハッピーに生きられるようになると、誰かに選んでもらうことに固執せず、世間の固定観念や周囲の声に惑わされることもなく、自分が求める幸せを追求できるようになるものです。
大事なのは「何を選ぶか」より「自分で選ぶ・決める」こと。

ここまで読み進めてくださった人の中にも、「やっぱり結婚しなきゃ幸せになれないと思う……」と不安を感じている人はいるでしょう。
2018年、神戸大学が国内の2万人に対して行った調査では、所得や学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与えることが明らかになりました。
これは、自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられます。
所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査
つまり、結婚をするかどうかで”幸せ”になれるかが決まるのではなく、どちらを選ぶにせよ、そして結婚に限らず何事も「自分で選び決めたかどうか」で決まる、といえます。
前章でもお伝えした通り、「自分が望むものも選べなければ本末転倒」なんですよね。
キャリア面でいえば、結婚ありきで転職先や働き方を選んだり、いつかの結婚に備えて夢を諦めたりする必要はありません。
大事なのは、挑戦したいことや将来の夢・目標を軸にキャリアを考えて、常に自分で選び取っていくこと。そうすれば、その先での結婚の有無にかかわらず、後悔なく幸せに生きられる可能性が高まります。
もちろん、ライフスタイルや他のライフイベントも同様。やりたいことリストを作ってみて、パートナーが必要なものがあれば結婚を検討すればいいし、自分ひとりで叶えられるものはどんどん叶えていけばいいのです。
【ワークショップ】“自分にとっての幸せ”を描いてみよう

それではここで、「やりたいことリスト」を作ってみましょう。大切なのは、“自分にとっての幸せ”を考えること。
他人からどう見えるかや世間の基準を抜きにして、自分が心から望む人生を具体的に書き出してみると、将来の選択肢がクリアになりますよ。
- 結婚や出産はいったん横に置いて、「どんな毎日なら心が満たされるか」を書き出す
- 例
- 大好きな人と朝・夜ご飯を食べることで心が満たされるから、それを軸とした生活がしたい。
- 半年に一度は、ひとりで自由に海外を旅行できる自由(金銭的・時間的余裕)があると、生きていて最高!と思える。
- 好きな仕事に打ち込んで成長し、評価されることが幸せ。でも週末は趣味に没頭したい。
- 例
- 「3年後・5年後・10年後、どんな暮らしをしていたら幸せか」をイメージして、書き出す。
- 仕事内容、人間関係だけでなく、生活リズム、セルフイメージ、価値観、住んでいる場所、インテリア、着ているお洋服、やりがいを感じることなど、細かい部分も具体的にイメージしてみましょう。今の延長線にはない、叶えられるかわからない将来像でも、もちろんOK!
- 1と2を、今すぐできる小さなアクションに落とし込んでみる
- 例
- 半年に一度は海外旅行できる生活がしたいなら→次の旅行先を探す
- 週末は趣味に没頭できる生活がしたいなら→連絡ツールの通知を、土日だけ切る
- 例
このように“自分にとって幸せ”を描いてみると、「結婚という選択が自分に必要かどうか」もおのずと見えてきます。
「結婚」が自然に含まれていて、想像するだけで楽しい気持ちになるのなら、今後の選択肢のひとつとして含んでよいのではないでしょうか。
さらに自分の考えを整理したい方は、ぜひジャーナリングにトライしてみてください。
幸せに生きたいなら、心から望むものを自分で選ぼう

最後にお伝えしたいのは、結婚に限らずどの道を選ぼうと、その道なりの楽しさや喜び、苦しさや悩みがあるということ。
ならば、「この道なら自分を好きでいられる」「苦しさや悩みを引き受けてでも進みたい」と心から思える選択をしたいですよね。
いつか結婚したい人は、そうやって自分で選んで決めた道の先でこそ、あなたが自分らしく自然体で生きられる素敵なパートナーに出会えるでしょう。
「ひとりだからこそ得られる自由や楽しさをもっと体感したい!」という方は、ぜひ以下の記事もご覧ください!
さて次回は、『限られた時間を、大切なものに使えてる?働く女性のための時間管理術』をお届けします!(※8/25(月) 8時に公開予定)
編集部・アイ
人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

