達成やストイックな努力にこだわらない。2026年流・目標の立て方

Poco’ce編集部が月曜8時にお届けする連載、【さあ、今週もわたしのために。】

バタバタと過ぎ去っていった年度末に一息ついたと思えば、次は新年度。仕事ではチームに新しいメンバーが加わったり、新しい役職を任されたり、昨年度よりもさらに高い目標へと突き進むことを求められたりと、変化が大きい時期です。

その勢いに背中を押されるように、「今年こそは自分の力で大きな成果を上げたい」「プライベートの自分も大きく変えたい」と、ひそかに闘志を燃やしている方もいるかもしれません。

でもちょっと待って。“ストイックに頑張るだけ”だと、5月の連休明けにドッと疲れが押し寄せて、足が止まってしまうかも。

本当に目標を達成したいなら、取り入れるべきは“持続可能なやり方”。今回は「達成」や「ストイックな努力」にこだわらない、でも不思議と続いてしまう目標の立て方を一緒に見ていきましょう!

①そもそも、達成しなければならない目標などないと知る

目標設定といえば、「TOEICで700点を取る」「週に3回はジムに行く」など具体的に数値化する方法が王道です。これは、努力の方向性が合っているか・努力の量が足りているかなどを測ったり、PDCAの改善や習慣化のためには、たしかに効果的。

しかしPoco’ce世代の女性にとって、家事や育児、身体のバイオリズムによる急な予定変更は日常茶飯事。そんな中で、高い目標を掲げてスケジュール通りに取り組んでいくのは、かなり難易度が高いものです。

その時点でより優先度や緊急度が高いタスクから対処しているだけと理解していても、できない日が続くと、つい自分を責めたり、周りと比較してしまう方もいるでしょう。

そんな方にまずお伝えしたいのは、人生において「絶対にやらなければならないこと」「必ず達成しなければならないこと」は本来ひとつもない、という事実です。

特にPoco’ce世代の女性はライフステージや、それに伴う人間関係・環境の変化の中で、周りと比べ、「自分もそれを手に入れなければならないのでは?」と悩みやすいもの。きっと、「子どもの将来のために、数年後には年収いくらを突破しないといけない」だとか、大切な存在のために無理をしなければならないこともあるでしょう。

そうだとしても、方法や選択肢はいくつもあって、何を選ぶかにあなた自身の創造性やオリジナリティ、本当に大切にしたいことが表れるのではないでしょうか。

もし、この人生に「絶対にやらなければならないこと」があるとしたら───それは、あなたが楽しいと感じることを、生きていて良かったと感じられることを、心が躍る方法で、好きなように取り組んでいくこと、だと思います。

②未来のために今を犠牲にせず、楽しく続く仕組みを作る

目標を立てても、努力が続かない……。そう悩んでいる方は、「未来の自分」のために「今の自分」に無理な我慢を強いているのかもしれません。

“努力”という言葉に対して、自分に我慢をさせ続けるとか、辛くなければ意味がないというイメージを抱く方は少なくはないでしょう。

でも、目標達成の近道は継続すること。そして継続するには、無理なく努力できる、さらに言えば努力と感じないくらい、楽しくてたまらなくなる取り組み方をすること。

たとえば、「健康のために毎日1時間歩く」という目標を立てたとします。たしかに健康は何より大切ですが、健康な未来という不確定なものをめがけて無心で毎朝1時間歩くなんて、長くは続きません。

そこで、視点を「今楽しいと感じること」に変えてみるんです。お気に入りのウェアを着て、好きな音楽やラジオを聴きながら、少し遠くのパン屋さんまで買いに行ってみるとか。自然が好きなら、ちょっと遠くの公園まで歩いてみるとか。

脳は「楽しい」「気持ちいい」と感じることを自然と繰り返したくなる性質を持っています 。未来のために今を犠牲にするのではなく、「今この瞬間が楽しいから続く」という仕組みで、無理なく目標達成へと近づけるはずです。

③「何をやるか」以上に「どんな私でいたいか」にフォーカスする

目標を立てる時、資格を取る・痩せるといった“行動”ばかりに目が向きがちですが、それ以上に大切なことがあります。それは「自分はどんな人間でありたいか」というアイデンティティを見つめ直すことです 。

たとえば資格取得するという達成目標のために、毎日30分勉強するという行動目標を掲げるとします。それを、「新しい知識にワクワクできる人間である」というアイデンティティに変換してみましょう。

すると、スケジュールの都合で机に向かえなかった日でも、通勤中にポッドキャストを聴いたり本を読んだりするだけで「私は“好奇心を大切にしたい”と思う自分を大切にできる人間だ」「目標に対して行動できる人間だ」という実感を持てます。

その感覚を積み重ねると、心の安定とともに、学び続けることへの意欲などにもつながっていきます。

そして面白いことに、「私は自分を大切にできる人間だ」という感覚を継続して持てるようになると、「夜遅くに無理するより、明日の自分のためにゆっくり休んで備えよう」などと持続可能な選択ができるようになり、結果的に目標達成が近づくのです。

▼自分のありたい姿を明確にしたい方にオススメ!

④いざ即初動!今日、0.1歩だけ進んでみる

責任感が強い方や真面目な方、「やるならちゃんとやらなきゃ」と思いがちな方に伝えたいのは、事前に完璧な計画を立てる必要はない、ということ。

『①そもそも、達成しなければならない目標などないと知る』の章にあるように、Poco’ce世代の女性は急な予定変更も多いもの。計画が完璧であればあるほど最初の1歩に勇気が要りますし、計画が一度崩れると立て直すのが大変です。

そこでオススメしたいのが、今日0.1歩でいいから進む「即初動」

たとえば資格を取りたいと思ったら、まずは関連するYouTubeを探してみる。『②未来のために今を犠牲にせず、楽しく続く仕組みを作る』でも触れたように、面白そうだな、と感じたものからまず試してみる

自分に課すハードルを徹底的に下げて、それをクリアできたら万々歳とする。そして明日も、また0.1歩進んでみる。

本格的に資格勉強を始めるなど、ある程度のところまで来たら計画を立てて進める方法にシフトしても、もちろんOK。それまでは、毎日自分の好奇心を満たしていく方法で進んでみてはいかがでしょうか?

▼完璧主義の方にオススメ!

今のあなたにオススメの記事3選

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目標=人生を彩るもの。だからこそ、楽しさや心地よさを大切にしよう

新年度が始まると、つい「何かを成し遂げなければ」と肩に力が入ってしまうもの。でも、本来目標とは自分を苦しめるものではなく、毎日をより楽しく、彩り豊かにするための一つの手段にすぎません。

まずは「何をやるか」という行動よりも、「どんな自分でありたいか」という心の声に耳を傾けてみてください。未来のために今を犠牲にするのではなく、今日できる0.1歩を面白がってみること。

そんな軽やかなスタンスが、結果としてあなたを一番遠くまで運んでくれるはずです。完璧を求めすぎず、自分が楽しいと感じられる歩幅で、新しい季節を迎えていきましょう!

編集部・アイ

人間への好奇心と実験欲にあふれるライター。人生の“ままならなさ”は生きる醍醐味。今まさに読んでくださっているあなたと「ままならないね〜」と分かち合い、「まあでも頑張るか!」と肩を組めるような言葉を紡ぎたい、と常々思っている。

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